~月編~第五十七話 ソードパークの山

とりあえず、ムーンとバレムは、封印石を探すことになった。

ムーン「山って言えば、あの山だよね?」

バレム「そうじゃのう。というか、山っていうのかが問題じゃ。」

その「山」は、頂上が見えるほど小さく、低かった。

ムーン「アソコの頂上に、封印石が・・・」

バレム「いくぞ!」

バレムはひとりでに歩く。
と、あっという間に封印石のところへたどり着いてしまった。

ムーン「祭壇・・?封印石の祭壇?」

バレム「あれが封印石じゃな!」

バレムは祭壇のところにはまっている、七つの宝玉を指差す。

ムーン「これが、封印石。中でいろんな風に光ってる・・」

ムーンが近づこうとすると、突然目の前にチャオが現れた。

フェアル「よくぞたどり着きました。ムーン。」

バレム「山というほどの山はなかったぞ!」

フェアル「この封印石はそれぞれ七つにわかれ、名を、雷電石。炎火石、水溶石、緑芯石、風神石、氷凍石、破滅石。と、分かれます。」

フェアルはいい終わったあと、消えてゆく。

ムーン「これを全部もってくのかな?じゃあ・・・・」

ムーンがとろうとてを差し出したとき、封印石は七つ、祭壇を中心に回りだした。

バレム「ん?一体何が起ころうと?」

ムーン「僕にはさっぱり分からないよ。」

そのまま封印石は回り続けた。そして、霧が晴れた。

バレム「な!?今までかかっていた「霧」が!」

朝日がムーンたちを照らし、封印石はムーンのミラフォースを中心に、回りだした。

ムーン「この現象はなんなんだろう?わぁ!」

封印石は輝きを増し、一つの船を出現させた。

バレム「これも封印石の力なのかのう?」

ムーン「でも、ゼインたちはどこへ行ったのかな?」

バレム「心配はいらん。あいつらはああ見えて、結構強い。」

バレムはそういうと、船に乗る。

ムーン「この先、どうすればいいんだろう?」

ムーンも続いて、船に乗る。

と、船は先ほどの封印石の輝きを放ち、どこかへ移動してしまった。

ヒュン!と、たどりついた先は誰もいないような島。

ムーン「ここは?さっきのは一体?」

バレム「・・・ムーン。さっきから疑問が多い。」

バレムはいらぬところへ目をつけていた。

ムーン「そうだね。もしかしたら、ここにゼインたちがいるかも・・・」

バレム「森の奥へ進んでみるとするかの。」

ムーンとバレムは、深い森の奥へと、進んでいく。

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第136号
ページ番号
105 / 175
この作品について
タイトル
月と太陽の物語
作者
ろっど(ロッド,DoorAurar)
初回掲載
週刊チャオ第113号
最終掲載
週刊チャオ第145号
連載期間
約7ヵ月27日