~太陽編~第五十三話 行くべき場所は空

サンたちは、ムーンと分かれた寸前に、ある街に着く。

サン「あれ?あのでっけぇ飛行機は何だ?」

サンは飛行船を指差す。

ヴァルサ「アレは飛行船。空の格闘場、バウストにいくんだ。」

ズィード「いきたいなぁ♪」

ヴァルサ「チケットがないだろう。まぁ、俺は三人分しか持ってないがな。」

サン「じゃぁ、誰が残るか決めようぜ。もちろん・・・」

ズィード「じゃんけんで♪」

そして、今まで黙ってたダートが口を開く。

ダート「俺は行かん。会いたくない奴がいるからな。」

サン「よぅし!じゃあ早速いこうぜ。」

ズィード「おぉぉぉぉ!」

ヴァルサ「気楽な奴等だ。なぁ、ダート君。」

ダート「・・・・・・」

飛行船に乗り、天空の格闘場、バウストにつくと、すぐさま行動に移そうとするサンたちだが、仲間の姿に驚く。

ダート「お前ら遅すぎるぞ。」

サン「?・・・なんでダートがいるんだよ。」

ダート「俺は空を飛べるんだ。さて、格闘場へのエントリーは済んでおいた。これから三十分後に試合開始だ。チャンピオンの姿を拝んでおくんだな。」

サンたちは、格闘場内の、張られているチャンピオンのポスターを見てみた。

ズィード「これはやっぱり・・・」

サン「ダートだよな。ドウ見ても。」

ダート「そのとおり。俺が来たくない理由がこれだ。まぁ、お前らは俺にたどり着くことができるか、興味あるんでな。」

ヴァルサ「サンとズィードはランキング99、100から開始だ。俺はすでに十位以内にはいってるから、個室。お前らは、大部屋。」

サンは、はしっていろんなとこをまわると、いろんな食べ物を持って帰ってくる。

ズィード「僕にもチョーダイ!!」

サン「誰がおめぇなんかにあげるかよ♪先頭前の腹ごしらえだ!」

ズィード「お菓子が~~~~~~~~・・・」

ヴァルサ&ダート「・・・・・・・・・・・・」

格闘場、一日目がスタートする。

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第135号
ページ番号
100 / 175
この作品について
タイトル
月と太陽の物語
作者
ろっど(ロッド,DoorAurar)
初回掲載
週刊チャオ第113号
最終掲載
週刊チャオ第145号
連載期間
約7ヵ月27日