~月編~第七十六話 邪な塔・・・・その名も「コーラシア」

ムーンたちの前にあらわれた先祖、アルフォースは、七零部を全滅させる。

アルフォースが「ちょっと休もう」といったことから、休憩して、皆回復したようだ。

アルフォース「久しぶりだなガルズ。そしてゼイン。」

ガルズ「は!仰せの通り、月の家系を守ってきました。」

ゼイン「同上です。」

この三匹以外には関係が分からず、ポヨをハテナにしてみている。

ムーン「いったいなに?」

アルフォース「話は後だ。そしてムーン。お前は私同様、月の子だろう。」

アルフォース以外には何を言っているかがわからず、驚いた表情をしている。

メテゾウル「では、私等は月の子ではないのですか?」

アルフォース「月の子は私と、ムーンだけ。なぜなら、第三の究極技を使えるのが、私とムーンだけだからだ。」

ムーンの腰のミラフォースを指差しながら、語る。

ムーン「じゃあ、これからどうしろと?」

アルフォース「では、全て話そう。まず、ゼインとガルズ。ガルズは知ってると思うが・・・」

グロウ「月と太陽の守護者だよな。」

アルフォース「正確には月と太陽の右腕。そして、ゼインはその左腕。」

ムーン「え!?」

全員、一致団結したように驚くが、ガルズとゼイン、そしてアルフォース本人は驚かない。

アルフォース「話を続けよう。そしてメテゾウル、グロウ、ティル。」

メテゾウル「俺から話す。ムーン、お前がまだ小さいころに、俺はヴルグのチャオだった。部下のグロウをつれて、政府でえらかったティルの父上と面会をすることになったんだ。」

ムーン「それでかぁ。」

ムーンは何かひらめいたように言う。

アルフォース「そして、奴等がいっていた「帝王様」・・」

ムーン「そうそれ。前も何処かできいた。」

アルフォース「私が初代太陽の子と共に戦った、エンペラーのことだろう。」

スター「エンペラーですか?」

その名の通り帝王。アルフォースの話では初代太陽の子と共に戦って、封印するのがやっとだったらしい。
そして、自分の命も封印したが、エンペラーによって解かれた。

アルフォース「エンペラーは人の力を奪える。だから、苦戦したんだ。」

ムーン「そうか・・・分かった!政府の一大イベント、エコープロージョンのときに力を奪ってたのは・・・・エンペラー!」

アルフォースはうなずくと、遠くの方にそびえたつ、天にとどいてしまいそうな塔を指差す。

ゼイン「あの塔は?」

ガルズ「闇の力が漂っているな。」

グロウ「・・・・」

ティル「さて、出発ね。」

スター「ではいきましょう。」

メテゾウル「覚悟を決めるしかなさそうだな。」

バレム「いくかの。」

アルフォース「では、いくぞ!目指すは闇の塔、コーラシアだ。」

皆の意見は一致し、塔に向かう。

ムーン「エンペラーが、あの頂上に・・・・・・・?」

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第140号
ページ番号
144 / 175
この作品について
タイトル
月と太陽の物語
作者
ろっど(ロッド,DoorAurar)
初回掲載
週刊チャオ第113号
最終掲載
週刊チャオ第145号
連載期間
約7ヵ月27日