~月編~第七十二話 親族の仇・・・・

ムーン達は、デライツを凍結させたが・・・・

ゼイン「なにがおこっているんだ・・・・かは・・」

バレム「どうやら、神経に闇を加えているようじゃ・・・」

凍っているデライツだが、凍りの中では笑っている。

デライツ「チューン・ダーク・・・貴様らの命、もらった!」

ティル「くぅ・・・・」

スター「・・・・・・・」

苦しんでいるのは、ムーンも同じなのだが、雷に苦しめられていて、闇は寄せ付けていなかった。

ムーン「く・・・ううう・・・・・」

ムーンはかすれたような声で雷を抑える。

デライツ「(そろそろいいだろう)」

パリーン!と、ガラスが割れるように、氷は割れた。

そのとき、もうすでにゼインたちは気絶している。

ムーン「き・・・・・さ・・・ま・・ぁ・・」

デライツ「フ・・・・さぁ、こい!」

ムーン「よ・・・・・く・・・・も・・ぉ・・・」

雷は制御しきれなくなっていき、段々と電力が強まる。

デライツ「引き金を引いてやろう。お前の父は・・・この姿で倒した!心を闇に染めてなぁ!!」

その言葉を発した途端、雷は月剣、ミラフォースに収集される。

ムーン「アルティメット・ボルテクス!!!!」

必死の思いで、ムーンは雷の竜巻を放つ。暴走した雷のせいか、威力は絶大だ。

デライツ「そうこなくては・・解術・フォース・レイド!」

究極の技が直撃する直前に、デライツは「デッド」と、「ライツ」に分かれる。

ムーン「く・・・・・・」

ライツ&デッド「フォース・ギャザ!」

すると、ライツとデッドは雷の竜巻の中に、デライツの姿で入る。

ムーン「・・・・・・・くは・・・」

デライツ「中心に来れば、大丈夫なんだよ!くらえええ!!」

液体の腕を、デライツは剣に変え、ムーンに向かって伸ばす。

ムーン「(とう・・・・さん・・・・・・僕は・・・)」

液体のうでは、ムーンに直撃し、爆破する。

デライツ「はぁーーっはっはっはくぅーーっくっく!!親子そろって―

?????「それはどうかな?デライツ!」

爆煙が晴れてくると、そこには、二匹のムーンチャオがいた。

メテゾウル「いくぞ・・・俺の本当の力、見せてやるぜ!」

デライツ「メ・・・メテゾウル・・・・」

すると、メテゾウルは一つ、剣を取り出す。

メテゾウル「我が剣、七色の天煉争(てんれんそう)。いくぞ!」

その天煉争から、稲妻が発される。

デライツ「お父上様参上ってか!前のように蹴散らしてやるぜ!」

ムーン「と・・・う・・さ・・ん・・・・」

闇の水と、稲妻は衝突し、上に弾け飛ぶ。

メテゾウル「一瞬で終わらしてやろうか・・・究極技!」

デライツ「こちらもいこう・・究極技!」

メテゾウル「アルティメット・ボルテクス!」
デライツ「アルティメット・ジェノキング!」

闇の波と、雷の竜巻はまた、衝突し、押し合う。

メテゾウル「貴様ごときにやられる、俺ではない。」

デライツ「じゃ、もう一発いくぜぇ。アルティメット・ジェノサイド!」

闇の大津波は、メテゾウルの雷と、メテゾウルを吹き飛ばす。

メテゾウル「ぐはああああああああ!!!!」

ムーン「とう・・・さん・・・・く・・うあああああ・・・」

デライツ「ケ!邪魔が入ったなムーン。これで貴様等親子はおしめえだよ!」

デライツが言い終わると、ムーンは立ち上がる。

ムーン「僕は、まだ闘れる・・・見せてやる・・」

デライツ「へ!虫も殺せねえような力でかぁ?」

ムーン「僕は・・・僕自身の力を恐れない・・・そして・・・貴様を倒す!!」

ムーンを押さえ込んでいた雷が、突然爆発し、辺り一帯に広がる。

デライツ「なんだと!!??ばかなぁぁ!!」

ムーン「いくぞ!皆の仇、貴様を倒す!!!!」

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第139号
ページ番号
136 / 175
この作品について
タイトル
月と太陽の物語
作者
ろっど(ロッド,DoorAurar)
初回掲載
週刊チャオ第113号
最終掲載
週刊チャオ第145号
連載期間
約7ヵ月27日