~月編~第四十話闇を貫く!
バルファと戦っている最中、黒い竜巻に覆われたムーンは・・
グロウ「始まったか!」
ゼイン「ああ。しくじったぜ!」
グロウとゼインは剣を抜く用意をしている。
スター「何が起こってるの?」
スターはぜんぜん分からず、ただ立っている。
すると黒い竜巻は消え、とんでもなく大きな黒いオーラに包まれたムーンが見える。
闇ムーン「くく・・・久しぶりに出てこれたぜ。」
バルファ「お前は・・その声・・どこかで聞いたことがあるな。」
バルファは昔、ムーンとあったことはない。が、闇ムーンの声は懐かしい感じを思い出させるのであった。
闇ムーン「ああ・・俺はムーンの中に潜んだ闇。こいつの父上様と同じ声だからよぉ!」
バルファ「メテゾウル様の闇と・・・同じ!?」
バルファはメテゾウルを知っているかのような口ぶりで話す。
闇ムーン「今いる父上様は俺が操ってるようなもんだ。さて、おしゃべりが過ぎたようだな。」
バルファ「なっ!」
グロウ「闇の力が・・・目覚めた・・・」
スター「どういうことですか?」
スターはやっと声が出せたようにいう。」
グロウ「全てを話そう。俺は五大幹部からランクが上がり、【S】になった。五大幹部は【E】よりも弱い、太陽の支部だ。アルファ6と呼ぶ、私ら【E~S】には、ボスが存在する。そのボスが、メテゾウルだ。そう・・・・ムーンの父親だ。今、メテゾウルは闇に支配されていて、邪滅剣を使ったところで勝てやしない。その闇がムーンの【闇状態の心】というわけだ。そして、組織の名は・・」
ゼイン「・・・闇の組織・・・ヴルク・・」
簡単に説明すると、ムーンの父親は闇の組織、ヴルクに入っていて、その【アルファ6】のボスだということ、父親は操られていて、闇状態のムーンが操っているということだ。
闇ムーン「くらえ!!はぁっ!」
バルファ「ぐあ!ぐっ!ぐは!」
バルファは闇の力に攻められ、もはや太刀打ちできる気力もない。
闇ムーン「これで最後だ!!ダークネス・グランドクロ・・
(出てけ・・・・)
闇ムーン「何!?」
(僕の中からでてけ!!!!)
カッ!!!
闇ムーンがとどめをさそうとしたところで、ムーンの体は急激に光り、黒いオーラはどんどん消えてゆく。
闇ムーン「うわああああ!やめろおおおお!!!」
カッッッッッッッッッッ!!!
ムーン「ふぅ・・・・・・・・」
ムーンの体から闇の気配が消え去る。
バルファ「終わった・・・・・・」
バタッ!
グロウ「自分で闇を打ち砕いた。」
ムーン「父さん!待ってて!僕が必ず助ける!」
続く