~月編~第三十九話磁力の脅威!
スターは【B】を倒し、ムーンらのところへ帰ったが・・・
スター「こ・・これは・・!?」
スターが見た光景は、一匹の不思議なチャオだった。それも、闇状態の。
????「くくく・・遅いから来てやったぜ。」
グロウ「貴様は・・バルファ!こんなときに・・」
ここにいる謎のチャオは、バルファと名乗るチャオだった。
バルファ「そう・・俺が【A】!磁乱のバルファ!勝負だ。」
スター「又敵か・・なら僕が・・・・
ゼイン「まて!」
スターが言いかけたところで、ゼインが口を挟む。スターはその意味を探すべく、周りを見渡す。すると、ムーンがいないことに気づく。
バルファ「ムーンはどうした?」
ムーン「ここだ!」
バルファの後ろの方から声がした。バルファは後ろに振り向き、戦闘体制にはいる。
バルファ「ムーン・・・貴様は・・我が組織のブラックリストno2に入ってる。」
ムーン「だからなんだ?勝負!」
ムーンは飛び掛るが、何か様子が変だ。そのことに、スターだけが気づく。
スター「ねぇ・・ムーン・・何か変だよ。」
グロウ「どういういみだ?」
スターはよくムーンを見てから、話す。
スター「いつもなら・・あんなにすぐ勝負にかからない。それに・・」
スターは最後の言葉が言いたくないのか、黙り込んでしまった。
グロウ「闇の力も、聖なる力も感じない。か・・・」
グロウはいつもどおり、スターの心を読んだ。すると、スターはうなずく。
ムーン「はぁ!」
バルファ「おおっと。仕方ねぇ。一連気刃・磁震神!」
手を地面につけると、強力な磁力を発生させ、地面を振るわせる。
ムーン「く・・・クレセント・サンダー!」
稲妻は地面に吸い寄せられ、消える。
バルファ「ふ・・俺に電気属性の攻撃はきかねえ!」
ムーン「・・・・・・・」
バルファは神経を集中させると、両手を前に出す。
バルファ「二連気刃・爆磁電!」
磁力の稲妻は一度地面に吸い寄せられると、磁石の法則で跳ね返り、ムーンに命中する。
ムーン「・・・・・・・・・」
バルファ「恐れをなして声も出ねえか。これで終わりだ。三連気刃・磁穿撃!」
磁力があらゆる刃を集めよせ、ムーンに命中する。
ムーン「・・・・・・・・・・・・・」
バルファ「な・・なんなんだ・・・ぜんぜんきいてねえ。」
バルファは一歩下がる。
グロウ「危ない!みな、下がれ!」
スター「く・・くる!」
ムーンの体は黒い竜巻に覆われ、ムーンは光る。
バルファ「なにがおこってるんだ!?」
続く