~月編~第三十八話恐怖の川

ムーンたちは虹の山から数分はなれた川、グラビウスリバーに来ている。

ゼイン「グロウ・・ムーンの様子はどうだ?」

ムーンは倒れてからまだ起きていないらしい。

グロウ「あわてるでない。直に起きるでおろう。」

二人は目を一度合わせたが、すぐ他の方を向く。
そのころ、スターとビィレは・・・

スター「うわぁ。きれいですね~。」

ビィレ「ほんとだ~。すごく水が透き通って見える~。」

川を探検する二人。周りは森に囲まれていて、とてもいい自然といえる。

???「きたな・・さてと・・・準備を・・」

物陰に怪しい気配がしたため、スターは顔つきが真剣になる。

バサッ!

???「しっしっし。俺様が【B】だ!ムーンはどうした?」

スターたちの前に現れたのは一匹の黒いナイツチャオ。

スター「君がBか・・なら・・僕が相手だ!」

スターは槍を持ち、構える。

トライ「俺様はトライ!いい度胸じゃねえか!受けてやる。」

トライも、怪しげな槍を持って構えると、いっせいに飛び出す。

スター「流星群!」

スターは左手を上に挙げ、叫ぶと、小さな隕石が無数に降る。

トライ「俺様をなめるなよ?三交閃!」

三つの交わる光が、隕石をすべて浄化するが・・・

スター「弱いね!ビッグスター!」

後ろに回りこんだスターは、左手を上から前にして叫ぶ。と、巨大な隕石がトライを押しつぶす。

トライ「ビッグスター!」

トライは、隕石に向かってビッグスターを放つ。

スター「ビッグスターを・・扱った・・」

トライ「上ががら空きだぜ!」

トライは上にジャンプし、槍をスターに突きつける。

スター「く・・・」

トライ「終わりだ・・・」

トライは波動をスターに向かってはなつ。煙がきれると、スターはいなかった。

トライ「はっはっは!跡形もなく消し飛んだか!」

トライは笑いまくり、ビィレに狙いを定める。

スター「クリスタル・スピア!」

トライの背後から、無数に散らばる剛鉄の槍が切り裂く。

トライ「いつの間に・・・がっ・・」

トライは灰になって消えた。

ビィレ「スター!やったね!」

スター「はい!」

スターとビィレがゼインたちの元に帰ると、そこに、衝撃の光景を目の当たりにしてしまった。

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第129号
ページ番号
69 / 175
この作品について
タイトル
月と太陽の物語
作者
ろっど(ロッド,DoorAurar)
初回掲載
週刊チャオ第113号
最終掲載
週刊チャオ第145号
連載期間
約7ヵ月27日