~最終編~第九十九話 決着!
ムーン「ここ、まで、か・・・・・・」
サン「ち・・・・・・・・・」
Fエンペラー「・・・・・・・・・・・・・・・オワリダ」
闇の弾はみごと命中し、闇は飛び散り、暗闇と化す。
ムーン「ここは・・・・・」
サン「天国か、地獄か?」
グロウ「おい、お前ら・・・チャルリン星のほうに、耳を傾けろ・・・・・」
だが、何も聞こえない。
ムーン「なにも・・・・・・・・・
グロウ「心で聞くんだ。相手の、心を読む。」
そして、その心に反応して、封印石は、光を取り戻してくる。
サン「へ・・・・まだおわっちゃいねえってことか!」
グロウ「さて、ここから挽回だ。」
ムーン「エンペラーを・・・・・・・・必ず・・・・・・倒す!」
封印石は、輝きを増す。
フェル「ここです。」
スター「やはりそうでしたか」
スターは目の前にある壁画を見ながら、言う。
フェル「真実を悟りましたか?ならばおいきなさい。」
スター「この、・・・・チャルリン星から・・・・・?」
フェル「自分が何をすればよいか、お分かりになったでしょう?」
スター「はい。」
スターは深々とお辞儀をしてから、ソルナ神殿を後にする。
Fエンペラー「なんだ・・・・・・・・・このひ、光は!?」
封印石は、完全に輝きを取り戻した、いや、さっきよりも輝きを増している。
ムーン「行くぞエンペラー・・・・・・・」
サン「最終決戦の・・・・・・・・・・・・・」
グロウ「幕開けだ!」
さっきよりも薄い金色に輝きを増すムーンとサン。グロウは、金というより、光そのものだ。
Fエンペラー「まさか、地上の奴等が・・・・・・・・・」
ゾルグ「ムーン、俺たちにできることは全てやった。後は、頼むぞ。」
フェアル「我が息子・・・・・どうかご無事で・・・・・・」
ダート「フ・・・・・・・・・・・・・・」
ムーン「この、『救う力』が、溢れてくる。」
サン「ああ。体中に、力がわいてくるぜ。」
グロウ「いくぞ・・・・・・エンペラー!」
Fエンペラー「な!」
一瞬で、エンペラーは数十メートル吹き飛ぶ。
ムーン「すごい・・・・・・・」
サン「アルティメット・ヴァルデュオス!!」
炎の竜が、尽きることなく現れ、エンペラーに直撃する。
グロウ「ダーク・バスター!」
光が闇を消滅させ、身体はかける。
ムーン「アルティメット・ボルテザーク!」
雷の剣が、エンペラーは切裂く。
Fエンペラー「まだだ・・・・・・俺は負けん!」
闇はまた、増加し、闇の龍は元の姿に戻る。
サン「やっぱ、一撃で決めねえと駄目か・・・・・」
ムーン「ギガソードは連続攻撃・・・・・・一撃じゃないと・・・・・」
グロウ「く・・・・・・・・・・・」
Fエンペラー「この世は闇が全てだ!!!」
闇があふれ出し、ムーンたちのところまで侵食するが、救う力は輝きを増大させ、闇をかき消す。
ムーン「救う・・・・・・・!救う力だ!」
サン「救う力がどうかしたのか?」
グロウ「そうか・・・・・・・・その手があったか!」
Fエンペラー「闇の爆発!」
闇は爆破するが、やはり救う力によってかき消される。
ムーン「救う力を利用すれば、それを、剣に全て収める。そして、エンペラーに、ぶつける。」
サン「でも救う力をといたら・・・・・・・」
グロウ「諸刃の剣、だな・・・・・まぁ、生き残れるのは、せいぜいこのなかで、一人か。」
何秒か沈黙の後、ムーンがしゃべりだす。
ムーン「よし。剣に全部、救う力を!」
サン「OK!」
グロウ「いくぞ!」
輝きが剣に全て移り、ムーン達は普通の姿に戻る。
Fエンペラー「何をしたか知らないが、元の姿に戻ればこっちのもんだ!ダ−クネス・オーバーロードォォォォ!!!」
ムーン「いっけええええええ!!!!」
サン「くらえええええええ!!!!!」
グロウ「とどめだあああああ!!!!」
ムーン&サン&グロウ「アルティメット・セイバー!!!!!!!!!!!」
救う力が、エンペラーに全て直撃し、エンペラーは、闇が消えていく。
Fエンペラー「ぐう・・・なぜ・・・・この俺が・・・・まさか・・・・神・・・が・・」
完全にエンペラーは消え、空気の結界も消える。
ムーン「僕たち、やった・・・ね・・・」
サン「これで、本当に・・・おわ・・り・・・だ・・」
グロウ「く・・・目がかすんできた・・・・・・」
続く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・