~最終編~第九十四話 第三の合体究極技 ギガソード
ムーンとサンの戦いの最中に、姿を現すゴッドエンペラー。そして、何かに気づいたように帰るグロウたち。
サン「く・・・・・アルティメット・ヴォライガー!」
ムーン「アルティメット・ボルテクス!」
竜巻と炎は大きな風となり、Gエンペラーに向かっていく。
サン&ムーン「合体究極技!アルティメット・ブレイカース!」
だが、その風はエンペラーの右腕、つまり剣で斬られてしまう。
Gエンペラー「ククク・・・・デスクライム・ジ・ザン・・・・」
闇が集まり、弾け飛ぶ。
サン「ぐううう・・・・・・」
ムーン「はあ!」
サンは剣で衝撃波を防いでいるが、ムーンは剣で衝撃波を斬っている。
Gエンペラー「ほう・・・・・・斬ることもできるのか。ではいくぞ!」
Gエンペラーは右腕の剣で、サンのギャラクシーを払うと、左腕でぶち飛ばす。
ムーン「僕は一体どうしたら・・・・・・・」
Gエンペラー「終わり・・・・・・・・だ!」
エンペラーは右腕で剣を払おうとする。
ムーン「これしかない!アルティメット・ボルテザーク!!!!!!」
ミラフォースに雷が何重にも重なり、エンペラーの剣をはじき返す。そして、雷がもう一つの巨大な剣となり、エンペラーを突き刺す。
Gエンペラー「ぐあああ・・・・・・第三の究極技か・・・・まあいい。デスクライム・ジ・・・
サン「アルティメット・ヴァルデュオス!」
三匹の龍が、背後からエンペラーを狙い打つ。そして、一つの炎となって、弾け飛ぶ。
Gエンペラー「まだだ・・・・・・龍の珠が・・・・・・あ・・
ムーン「これで・・・・・終了!」
ムーンはエンペラーの懐に入ると、龍の珠を一刀両断する。
そして、今まで補充していた数名の魂が、吹き荒れる・・・・・・
ティル「お父さん!」
???「あれ・・・・俺は確か・・・・・」
ティル「お父さん、爺の家で待ってて!いくところがあるの!」
???「おいティル!」
Gエンペラー「貴様・・・・・・本当に・・・・・殺してやる・・・・」
サン「そうはいかねえ!」
サンは自信満々に、胸を張っていう。
ムーン「僕たちはもう、負けるなんて思わない。」
サン「いくぜ・・・・ムーン!」
Gエンペラー「まさか・・・・・・おまえらは・・・・・アレを・・・・・」
そして、ムーンとサンは空中へ飛び上がり、二つの剣を重ねる。
サン&ムーン「第三の合体究極技・・・・アルティメット・ギガソード!!!!!」
雷と炎は、渦に巻き込まれるように交じり合い、その真ん中から紫電が生み出される。
そして、その紫電が両剣に装備され、剣を投げ飛ばすと、紫電があふれ出る。さらに、エンペラーの身体に剣が刺さると、同時に紫電が流れ込み、思いっきり壁に強打される。
Gエンペラー「ぐぅううう・・・・・もう・・・・てかゲンは・・・・・・ナしダ・・・・・ここカラは・・・・・」
エンペラーは、闇に包まれ、その中で闇は暴走する。薄暗い闇の中で、エンペラーは姿を又、変えていく。
サン「まだ姿を変えるのか!」
ムーン「あいつは一体どうなってるんだ!」
闇が晴れてくると、そこにはエンペラーの驚くべき姿があった。
グロウたちは、頂上へ到着し、事情を説明した。
グロウ「帝王を倒す唯一の方法は・・・・・母上の血を受け継ぐ者・・・・」
ダート「ということは・・・・・・?」
グロウ「あそこには・・・『星の子の力、その受け継がれし者と、月と太陽が交われし時、それは、帝王をも打ち砕く、救う力となるであろう』」
ゾルグ「そうか・・・・星の子っていうのは・・・・」
????「私のことです・・・・・」
そこに現れた者は、まぎれもないフェアル。いや、グロウの母だった。
フェアル「私を生き返らせてくれた方は・・・・誰だか分からない。だけど、この命、無駄にはしません。」
グロウ「母上・・・・・」
フェアル「いってらっしゃい。グロウ。貴方は・・・・・私の血を・・・受け継いでいる。」
その言葉を聞いた途端に、グロウはラストロードの中心に立つ。
ゾルグ「がんばれよ。グロウ!」
ダート「いずれにしても、帝王を倒して来い。」
ゼイン「期待してるぜ。」
スター「では、必ず帰ってきてください。」
フェアル「さようなら。」
続く