~最終編~第九十三話 最終決戦第二幕!神の帝王
ムーンとサンは、エンペラーとの戦い。グロウたちは、ソルナ神殿へとついた。
スター「この方が大神官ですか?」
ゾルグ「フェル=ニクス=ベレン。不死鳥の珠を持つ伝説の二十勇者の中の一人だ。」
その姿は金色で、全てのフェニックスパーツをつけている。さらには、頭の形もフェニックスのようだ。
フェル「スター君。帰ってきましたか。ん・・・どうやら記憶をなくしているようですね。」
グロウ「(こいつも私と同じように、心が読めるのか。)」
ゾルグ「その前に・・・・・・・・・
フェル「ん~、いいですよ。打倒帝王の為なら、石碑などいくらでも見せてあげましょう。」
するとフェルは、座っていたイスを動かして、地下への階段を空ける。
スター「・・先へ行かしてもらいます!」
ゾルグ「おい・・ちょっと待てよ!」
スターは叫んで先に行ってしまい、ゾルグはその後に続く。
グロウ「まったく。あいつらは・・・・・・・」
フェル「ゾルグ君もまだまだ子供。ですね。」
そういうと、この二匹も入ってしまう。
スター「この石碑に書いてあることは・・・・・・?」
フェル「上から、「年に一度ありべる、祝福の時、闇の命『帝王』が、姿を現す。・・・・・・・
帝王を倒すべく、二つの勇者立ち上がりけり。月と太陽の二つが攻め入るとき、その力をば、帝王にとどかず。
しかしあらず、七つの封印されし宝玉あれば、闇を打ち砕くことこの上ならず。
だが、闇は不滅の元、その力、永遠といかず。
ただ一つ、勝利する方法、さすれば、道は開かれり。
それは、星・・・・・・・・・・」
まるでこの先はないかのように、ぷつりと言葉がやんでしまう。
グロウ「なんてかいてある・・・・・んだ?」
フェル「残念ながら、解けません。」
ゾルグ「だろ。これが真実だ。倒せる方法は・・・・・・・」
そのとき、グロウがぱっとひらめいたように走って神殿から出て行き、スターとゾルグも走って後を追う。
フェル「勇気ある者よ。ご幸運を、願っております・・・・・・」
ゾルグ「なあグロウ。どうした・・・・・・・
グロウ「分かった。」
スター「分かったというのは・・・・石碑の続きでしょうか。」
グロウはしばらくの間目を閉じ、テレイションジャベリンの球体に乗る。ゾルグたちも後に乗る。
そして、その球体はコーラシアの頂上へ向かっていく。
サン「へ!そろそろ、けりをつけてやろうか!」
ムーン「こんな力で、僕らを倒すつもりぃ?」
Kエンペラー「・・・・・・くっくっく・・・はーっはっはぁっは!!!!!」
そのとき、混沌の祭壇のそとで爆発が幾度となく起こり、コーラシアの周辺に世界中からチャオが集まる。
サン「な・・・・・」
Kエンペラー「龍の珠・・・・・・ドラゴン・ドレイン!!!!」
すると、コーラシアの周りにいたチャオ達の魂が、どんどん龍の珠に集まってくる。
ムーン「また姿を変えていく・・・・・・・・・」
エンペラー「帝王様第三形態・・・・ゴッド・エンペラー!」
頭に、上へ向かって三本、角が伸び、後ろ髪が六本となった。そして腕は切れ味のある剣の腕と、鋼の腕となり、さらには足までもが妙な形のブーツを履いているようになる。
サン「ゴッド・・・・・・・・」
ムーン「エンペラー・・・・・・・」
Gエンペラー(ゴッドエンペラー)「昇竜・・・・・・デスクライム・ジ・ゾン!」
両腕から、闇の珠が作られ、その珠は弾けて、波動となって飛び散る。
サン「がは!」
ムーン「ぐう・・・・・・・・・・」
Gエンペラー「そうだ・・・・・お前らを・・・・・ォォ・・・・殺す」
続く