~最終編~第九十話 最終決戦!VS・THE・EMPERA!

三星を倒し、エンペラーの声の後、頂上へついたムーンたち。そして、「混沌の祭壇」へ行くため、カロスの指示通り、封印石を七つの浮遊石にセットすると・・・

カロス「これで開くはず。混沌の祭壇への道―ラストロードが。」

突然、封印石は天へと昇っていき、今いる真ん中のところが光り、空高く伸びる光が現れる。

ムーン「よし!じゃあ、僕が・・・・」

アルフォース「まずは私らが行こう。」

アルフォースの一言で、辺りは静まり返る。

ベルゼル「さて、いくかアルフォース。俺の剣もあることだし、お前の剣も一振りある。」

アルフォース「ロケーションはばっちりだな。いくぞ!」

沈黙の中、アルフォースとベルゼルは、空へワープした。

・・・・そのころグロウたちは・・・・・

グロウ「はぁ・・・・・く、奴等、何時まで増えるつもりだ・・・」

生き残ったのはグロウだけであり、他の皆は気絶している。

そして、ゾンビのように黒チャオが襲っていくが、奥のほうから光の爆発が巻き起こる。

???「今の声は、エンペラーだな。邪魔だ貴様等。外道はうせろ!」

黒チャオはどんどん消滅していき、グロウの目の前にはあっという間に黒チャオがいなくなってしまった。

グロウ「一代目・・・・月と太陽の王・・・・」

???「案内しろ。星の子。ムーンたちの元へ。」

その間に、ベルゼルとアルフォースは、混沌の祭壇へ到着する。

ベルゼル「久しぶりだな。この感覚。・・・来るぜアルフォース!」

アルフォース「やっとのことでご対面というわけか。前のようには行かんぞ帝王!」

「くくく・・・お久しぶりですねぇ・・・・月の子、太陽の子。」

辺りは空気に包まれているため、声は響く。

ベルゼル「そこかぁ!!」

ベルゼルが地面を殴ると、背後からエンペラーが飛び出す。

エンペラー「ばぁかぁめぇ!」

アルフォース「馬鹿はどっちだ!」

エンペラーがベルゼルに気をとられているスキに、アルフォースは後ろから上へ蹴り飛ばす。

ベルゼル「アルティメット・フレイザー!」

アルフォース「アルティメット・ボルテム!」

究極の炎と雷は、交わりあい、一筋の光の線になる。

ベルゼル&アルフォース「合体究極技、アルティメット・デスティニー!」

エンペラー「くくくくく・・・・・・ドラゴン・ドレイン!」

エンペラーは、肩に装着してある二つの珠を、光に当てると、吸収されてしまう。

アルフォース「第一形態だぞ!相手は・・・。どれほど計り知れない力を奪ったんだ?」

ベルゼル「エコープロージョンのときは、もうすぐだったな。一月一日、だろ?」

エンペラー「あと少しだ。楽しみにしているがいい。」

エンペラーの姿がはっきりしてきて、辺りにかかっていた薄暗い闇は少しづつ消えていく。

その姿は、普通のチャオと何の変わりもないが、どのような形態にも当てはまらない。いわゆる―合成チャオだ。何と何をまでとははっきりしない。なぜなら混じりすぎて、わけが分からなくなっている。―ニュートラル・ノーマルチャオと、何の代わりもないのだ。

エンペラーとの死闘の中、ムーン達は―

ムーン「ゾルグ!!」

ガルズ「あれがゾルグか。」

ゼイン「初めてか?」

グロウ「黒チャオは全滅していただいたお方だ。ゾルグ=ファーイン=スペイル。一代目、月と太陽の王。」

「こんなときにでてくるなよ」という感情で、場の全員はゾルグを見つめる。

ゾルグ「ダート、役目は果たせたか?」

ダート「ああ。無事に、とはいえないが、な。」

ゾルグ「さて、じゃあもう隠す必要はなくなった。全てを話そう。初代月の子、アルフォースと、初代太陽の子、ベルゼルはしっているな。そいつらはお前らとは血がつながっていない。」

サン「どういうことだ?」

サンは半分驚き、半分疑いで、聞く。

ゾルグ「月の子、太陽の子は、名前どおり月と太陽が生み出したチャオ達のことだ。もちろん、スターは別だがな。そして、初代というのは、エンペラーを倒した代数。つまり、奴等が一番最初に倒した。というわけだ。」

クルト「じゃあ、僕が太陽にいたのは、なぜだ?」

ゾルグ「エコープロージョンが原因・・・だな。一月一日に起こる大爆発。それは、吸い寄せる力と、追い出す力がある。お前は卵に入っているときに、太陽の送られたというわけだ。」

ゾルグの説明が難しすぎて、分からない者が数名、その場にはいたが、数秒の間、誰も話さなかった。

スター「ソルナ神殿、というのはなんでしょうか?」

ゾルグ「ソルナ神殿は、月と太陽の間にある神殿。いったことがあるのは、・・・俺だけだ。」




アルフォース「ぐ・・・・・・」

ゾルグがはなしている間に、エンペラー戦が進んでいた。

エンペラーはさっきと何の変わりもないが、アルフォースとベルゼルは、座り込んでいる。

エンペラー「どうしたぃ?前と同じようにいくのではないのか?お前らのような鰯に用はない。くたばれ―」

ベルゼル「ぐあああああああああ!!!!」

アルフ

このページについて
掲載号
週刊チャオ聖誕祭記念号
ページ番号
165 / 175
この作品について
タイトル
月と太陽の物語
作者
ろっど(ロッド,DoorAurar)
初回掲載
週刊チャオ第113号
最終掲載
週刊チャオ第145号
連載期間
約7ヵ月27日