~最終編~第八十九話 無VS炎!最終技と最終技激突!

三星の中の二匹を倒し、残るはウルナスだけだ。

ウルナス「エクス・ハオン。」

ウルナスがその言葉を言った瞬間、ダートのカブトの角が消えた。

ダート「無・・・か。」

ウルナス「ではいきます。エクス・ハオン!」

大矛を振り回し、カブトに命中すると、カブトは消えてしまう。

ダート「予想以上に強いな。だが、俺も負けられん。炎ダイナミック!」

連続で炎が巻き起こり、大矛を空中に上げる。

ウルナス「無駄です。エクス・ハ・・・・

ダート「ドラグーンモード・チェンジ!」

瞬時にウルナスは壁に叩きつけられ、目の前の龍を見ている。

ウルナス「甘く見ていましたね。では、大いなる力よ。エクス・ハオン!」

ダートの両羽が消えたと思うと、まだついている。

ダート「赤眼龍!」

ダートの目が赤く光、ウルナスを空中で連打する。

ウルナス「エクス・ハオン・・・」

ウルナスはそういうが、大矛がないため、放てない。

ダート「炎ダイナミック!」

連続で、炎が壁へ誘導し、ダートはウルナスに突進する。

ウルナス「私も・・・負けてられませんので。」

ダート「赤眼龍、二連撃!」

ウルナスは壁へ思いっきり叩きつけられ、気を失う寸前だ。」

ウルナス「大矛の最終奥義、見せてあげます。」

ダート「・・・・・・・・・・」

ウルナスは間合いを取ると、大矛を高く掲げる。

ウルナス「ファイナル・ハオン!」

ダート「ファイナル・バースト!」

大きな炎と、それを消す小さな弾が、ぶつかり合い、反発しあう。

ウルナス「く・・・」

ダート「残念だったな。俺の勝つのには、百年速い!」

すると、ダートは変身がとけ、剣で小さな弾を斬り刻む。

そして、炎が消えると、ウルナスはいなくなっていた。

ムーン「やったぁ!かったぁ!」

サン「ダート等の勝ちだな!」

?????「やぁ諸君。待っていたよ。」

声だけがコーラシア全域に鳴り響き、皆が驚く。

アルフォース「エンペラー・・・」

エンペラー「そう。俺はエンペラー。今、俺は宇宙にある・・・「光の闇の祭壇」にいるのだ。お前らにはとうてい届けまいところになあ!」

ベルゼル「エンペラーごときがいいきになりやがって・・・」

エンペラー「俺を封印仕切れなかったお前らが悪い。さてと。ソルナ神殿で書かれている通り、ショータイムを始めようじゃないか。」

突然、大空で大爆発が起こり、住民はいっせいにコーラシアへ集まる。

エンペラー「では皆さん。ごきげんよう。そしてムーンとサン。真の月と太陽の子との闘いを楽しみにしてるよ。はっはっは!」

声はやみ、辺りは真っ暗になる。

ムーン達は階を進んでいくと、屋上へつくが、先客が一匹いた。

???「ん?君たちは?」

アルフォース「カ・・・カロス!」

カロス「アルフォース君。久しぶりだねえ。さっき、エンペラー君の声が聞こえたから、ここに七つの祭壇を用意しておいたよ。」

ベルゼル「さすがカロス!はなしがはええ!」

カロスは、屋上の周囲に浮かんでいる七つの祭壇を指差す。

ムーン「あそこには何を収めるの?」

カロス「ソルナ神殿によると、ってか、ソルナ神殿は、月と太陽の境目にあってね。いった者は、世界でただ一人しかいないんだ。」

サン「御託はいい。はええところ、エンペラーのいる・・・」

カロス「光の闇の祭壇だね。OK。じゃ、そこに封印石をおいて。祭壇に置くと、道が開かれるから。」

そしてムーンは、カロスの言うとおり、祭壇に封印石を置き終わった。

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第144号
ページ番号
164 / 175
この作品について
タイトル
月と太陽の物語
作者
ろっど(ロッド,DoorAurar)
初回掲載
週刊チャオ第113号
最終掲載
週刊チャオ第145号
連載期間
約7ヵ月27日