~最終編~第八十五話 諸刃の刃!攻撃逆効果
ムーン達は、コーラシア内部にて、五星と出合い、そのうち四星は倒し、最後のサターンだ。
グロウ「覚悟しろ!」
グロウはサターンの後ろにすばやく回り、地面に向けて殴る。
だが、サターンはその攻撃に対応して、グロウの後ろへ回る。
サターン「俺の力、拝ませてやる。「光輪」!」
サターンの手から、光の輪がつくられ、グロウに向かって飛んでいく。
グロウ「く・・バリアブル・シールド!」
サターン「むだだぜ」
グロウの腕輪から変形した盾は、すぐさま剣になってしまい、光輪をくらってしまう。
グロウ「貴様・・・・逆効果を・・・」
サターン「そうか。お前は心が読めるのだったな。そう。たった今俺が使ったのは―」
サン「リバースだ!」
その瞬間、サンが叫び、周囲の仲間は耳をふさぐ。
ムーン「リバース・・?」
サン「ああ。俺もそんな奴と戦ったことがあってな。そして、俺の放った技は、全て逆効果にされちまった。だけど、あいつのはそんな甘っちょろいものじゃねえぜ。」
サターン「その通り。俺は「引力」を使っているからな。さぁ、続行だ!追撃の「光輪」!」
光の輪が、グロウに向かって放たれ、グロウは目を瞑り、剣に手を置く。
グロウ「(奥義―居合抜!)」
一瞬、グロウが剣を抜いたと思うと、光輪は八つ裂きにされていた。
サターン「フ・・・豪剣、ブレイジングか。面白い!光輪、弐!」
光の輪が二つ、サターンの腕に装着され、長い剣となる。
グロウ「剣対剣、というわけか。いくぞ、邪滅剣!」
サターン「無駄ということだ。はぁ!」
光の衝撃波が、闇の衝撃波に変わり、サターンの剣は闇を吸い取り、グロウを吹き飛ばす。
グロウ「又使ったな。では、これならどうだ?聖滅剣!」
闇黒の闇が、光輪を包み込む。
サターン「既に時遅し―というものだ。」
グロウ「がは・・・・」
闇の衝撃波は跳ね返され、光の衝撃波となって光輪の剣に戻る。
サターン「こういうこともできるのだ。分かったか下衆め!」
グロウ「どっちが外道か、試してみるか?聖滅剣!」
闇の衝撃波が、光の衝撃波に変わり、サターンに命中する。
サターン「なに・・・?おれがこんな深手を負うはずは・・・」
グロウ「聖滅剣の上に聖滅剣を重ねた。つまり、闇の光が混じり、混沌となったって理由だ。」
サターンは成仏したように消えていき、あっという間に消えてしまう。
ムーン「よし!とりあえず先へ行こう!」
サン「俺の台詞だって。」
ムーン達は、五星との勝負を終え、更なる敵へと近づいていく。
続く