~最終編~第八十二話 忍法、水切り!反射する光!

ジュピッツは、ズィードが見事叩きのめした。そして、クルトの出番だ。

クルト「浄化の剣アレイア!ご登場!」

マーキュリ「聖なる水よ。和が魂にチカラを!」

辺りから溢れる水が出て、プールになってしまった。

ベルゼル「ファイブオーラ!」

五重になったバリアが、水からムーンたちを守る。

クルト「(水の中じゃ、動きにくい、かといえ、飛べない。どうする。)」

クルトの背後から、水の圧力がかかり、クルトは吹き飛ぶ。

マーキュリ「圧迫砲です。―そして、水重の砲!」

溜まった水が、下に圧力をかける。

クルト「がは・・・」

クルトは、押しつぶされそうになったが、間一髪、逃げ出した。

マーキュリ「貴方は私に勝てない。圧迫砲!」

水の圧力が、クルトを狙う。が、クルトは泳いで避ける。

クルト「これでも泳ぎぐらいはできる。こちらもいくぞ!」

浄化の剣、アレイアを手に持ち、水を一刀両断する。

マーキュリ「私の水が・・・」

クルト「アルティメット・ホーリー!」

光が水の中で輝いて、浄化していく。

マーキュリ「水の防御壁のおかげで私は助かりましたね。泉よ。私にチカラを。」

再び水が湧き上がる。

クルト「だめだ。普通にやっても勝ち目は無い。なら、こいつでどうだ?」

クルトは浄化の剣を、水の上に出す。そして、光を補充する。

マーキュリ「何をしようと無駄です。必殺、聖水!」

光り輝く水が、クルトを取り囲む。

クルト「・・・・・・・・・・・」

マーキュリ「閉!」

聖水はクルトを中心にして回り、目をつぶるクルトを狙って動き出す。

クルト「アルティメット・シャイニング!!」

補充してあった光が一気に放射され、屈折して中に入る光と、反射して空中を飛び回る光。そして、水の中で全反射する光の三種類が、角度を変えてマーキュリに集まる。

カッ!




一瞬光ったと思うと、マーキュリの姿はなかった。

クルト「聖なる光は、何よりも強い!」

そして、ヴィーナスがまえに出る。

ヴィーナス「僕とたたかうんは、どこのどいつ?」

バレム「わしがやってやる。いくぞい!」

ヴィーナスVSバレムの闘いが、幕を開ける。

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第143号
ページ番号
157 / 175
この作品について
タイトル
月と太陽の物語
作者
ろっど(ロッド,DoorAurar)
初回掲載
週刊チャオ第113号
最終掲載
週刊チャオ第145号
連載期間
約7ヵ月27日