~最終編~第八十一話 残飯なぞ、こらしめてくれる!

ムーン達は、コーラシア内部で、「五星」という帝王の部下に出会う。

メテゾウル「まずは、残飯と俺の勝負だな。」

ジュピッツ「残飯というなといっとるやがな!」

マース「がんばれよ。残飯・・・」

ジュピッツ「裏切り者!」

メテゾウルは剣を湖に落としたために、素手で戦うことになる。

メテゾウル「(はぁ~、せめてあの剣でもあればなぁ。)」

ジュピッツ「ほう。剣が欲しいか。いいぜ。ただし、俺に勝ったらだがな!」

メテゾウル「お前らが渡す剣は、例の剣だな。」

ジュピッツ「それはお楽しみだぜぇ!」

ジュピッツは風の剣で、メテゾウルを切ろうとする。

メテゾウル「風の刃!」

ジュピッツ「そのとおりぃ。こいつは風牙真刃。世界に一つの特注品さあ。」

????「そうか♪なら、僕の特注品と勝負してみようか。」

トパーズ色の、体を輝かせて、ズィードが起き上がる。

サン「(まだこいつは寝てたんか)」

メテゾウル「こいつは俺が戦うんだ!」

ズィード「いや、僕の風と、勝負してみたい♪だから、いくよ!」

ズィードは風牙真剣で、風牙真刃を薙ぎ払う。

ジュピッツ「そいつぁ、風牙真剣か・・・成程、どっちが強いか、やってみるか!」

二つの剣とも、大して変わりは無いが、剣先が曲がっているのと、曲がっていないので大きな違いのように思えた。

ズィード「ズィード流、風牙真剣奥義!王乱次元部!」

自分の技を、剣でわざとやり、風牙真剣のチカラを何百倍にして与えた。

ジュピッツ「この程度の風、俺にはきかねえ!」

風牙真刃が、風を切裂く。

ズィード「なに♪」

ジュピッツ「ジュピター流、風牙真刃奥義!蓬莱・錚々(ほうらいそうそう)!」

風が、幾千の弾となり、ズィードを狙い打つ。

ズィード「ズィード流、最大奥義、ファイナル・サイクロン!」

突風が嵐のように吹き荒れ、ジュピッツは壁に叩きつけられまくる。

嵐がやんだと思うと、ジュピッツは身動き一つ取れない姿で倒れていた。

メテゾウル「強いな。お前。」

ズィード「そうでしょう♪」

クルト「水星のマーキュリさんのお出番で御座いますよ。」

マーキュリ「分かりました。それではいきましょう。」

クルトVSマーキュリ、二戦目が始まる。

続く

ズィード「zzz・・・・・・・」

メテゾウル「こいつは寝るのがよほどすきなんか。」

このページについて
掲載号
週刊チャオ第143号
ページ番号
156 / 175
この作品について
タイトル
月と太陽の物語
作者
ろっど(ロッド,DoorAurar)
初回掲載
週刊チャオ第113号
最終掲載
週刊チャオ第145号
連載期間
約7ヵ月27日