~最終編~第八十話 五星という名の敵

ムーンとサンは、コーラシアを見つけ、究極技で扉を壊す。

ムーン「サンもここに来てたんだ・・・」

サン「とにかく、扉は開けたんだ。いくぜ!」

ベルゼル「ちょぉぉっとまぁったぁぁぁ!!!!」

急いでいこうとするサンに、とてつもない大声がキーンと響く。

アルフォース「この大声は、もしや・・・・」

ゼイン「確かに俺も聞いたことあるな。」

グロウ「さて、いくぞ!」

ムーンを追い、仲間も走り出す。

ダート「先に行くなよサン。」

ヴァルサ「そういえば、ズィードは?」

クルト「僕が抱えて持ってきている。」

見ての通り、クルトの背には、ズィードの巨体(?)が、ずっしりと乗っていた。

ベルゼル「ん?あいつは!アルフォース!久しぶりだなぁ!」

アルフォース「やっぱりこいつだったか。」

ベルゼルは速急で、アルフォースへと走る。

ベルゼル「元気だったかぁ?お前も生きてたかぁ。よかったなぁ。」

アルフォース「(うるさい奴が出たよ。)」

そうしている間に、ムーンとサンだけ、塔の中に入ってしまった。

~コーラシア内部~

ムーン「暗闇が広がってるなぁ。」

サン「よし!一丁俺の炎で・・・」

?????「燃やすなんてことは、考えるなよ。」

白いダークオヨギのチャオが、壁に座りながら、サンに敵対心を見せる。

ムーン「お前は何者だ!?」

ジュピッツ「和が名は木星のジュピッツ。帝王様の命により、貴様らを地獄に送る。」

サン「そうはさせるか!」

サンはジュピッツに向かって走るが、四匹のチャオによって、止められてしまう。

?????「焦るんじゃないよ。時間はまだまだあるのだから。」

マーキュリ「マーキュリ様の力、特と拝ませて上げますね。」

???「炎ならば、負けねえぞ。」

????「貴様等まとめて、阿野四逝きだぜ!」

上から「金星のヴィーナス」「水星のマーキュリ」「火星のマース」「土星のサターン」と名乗った。

と共に、ムーンたちの背後から、仲間たちが追いつく。

アルフォース「久しぶりだな。って台詞が、今日は多いんだがな。」

ベルゼル「まさか、ムーンたちを相手に差し向けるとは。」

グロウ「五星、か・・・・」

その、木星、金星、水星、火星、土星の軍は、「五星」という帝王の手下の一つらしい。

ジュピッツ「お?アルフォース!それにベルちゃん。俺等は濃い面で忙しいんで、後でやってやるからな~。」

ベルゼル「ベルちゃんだってぇ・・・行け!ヴァルサ・・」

ヴァルサ「何で俺なんだよ!・・・ま、俺とグロウ、メテゾウル様に、バレム、最後にクルトで十分な相手だろ。」

マース「俺はサンとかムーンとかと戦いたいのに・・・」

サターン「ごちゃごちゃうるさい。さっさとはじめるぞ。最初に地獄に送られたい奴からきな!」

サターンの言葉で、辺りは沈黙が続く。

グロウ「フ・・望むところだ。返り討ちにしてやるぞサターンとやら。」

ヴァルサ「俺はどいつと戦うか、じゃ、そこのマースって奴で。」

クルト「僕は水星のマーキュリでいいや♪」

バレム「ワシは・・・うむぅ、ヴィーナスとでも戦うかの。」

メテゾウル「で、俺が残飯、というわけだな。」

ジュピッツ「誰が残飯じゃボケェ!」

こうして、ムーン軍VS五星の勝負が始まろうとしている。

続く!


ズィード「zzzzzz・・・・・・・・」

このページについて
掲載号
週刊チャオ第143号
ページ番号
155 / 175
この作品について
タイトル
月と太陽の物語
作者
ろっど(ロッド,DoorAurar)
初回掲載
週刊チャオ第113号
最終掲載
週刊チャオ第145号
連載期間
約7ヵ月27日