~エメラルド編~第五話 八人の選手に掛けられた罠
グロウは、闇の首領の命令により、月の国へ向かうこととなった。
バブル「そろそろ開催時刻だが、選手は集まっただろうか・・・・」
グロウ「噂では、八人が限界出そうが・・・一匹足りんな。」
そう。今ここにいるのだけで、七匹なのだ。
バブル「もう一人はどんなやつだろぉ?たのしみぃ♪」
と、噂をすれば陰が差す、八人目の選手が現れた・・・が。
そのチャオは覆面をして、顔が分からず、後ろをマントに包んでいるため、どんな風体なのかが分からない。
グロウ「フ・・ましな奴が出てきたか?」
バブル「なんかこわいなぁ。」
そのチャオは無言でイスに座り、目をつぶっているところへ、放送がかかる。
「まもなく、選手たちの入場です。選手NO,1「セレイン」さん。入場してください。」
会場に大歓声が起こったと共に、一匹のニュートラル・走りのチャオが会場へ出て行く。
「選手NO,2「キリュウ」さん、選手NO,3「アデュル」さん、選手NO,4「ジュレイド」さん、会場へ。」
キリュウと呼ばれた男はニュートラルのオヨギ。アデュルはダーク・チカラで、ジュレイドはダーク・ノーマルだ。
それぞれ会場へ進む。
「選手NO,5「フォウ」さん、選手NO,6「バブル」さん、選手NO,7「グロウ」さん、選手NO,8・・・・・」
グロウは呼ばれた瞬時に立ち上がり、会場へ向かう。
八番の選手が会場へ出た途端、拍手喝采がやむ。
「トーナメント形式なため、それぞれくじを引いてもらいます。」
と、くじ引きはスムーズに進み、グロウは四番だった。
「では、一番と二番の選手以外は、控え室へ戻ってください。」
控え室へ戻ると、なにやらおかしな機械を配られた。
「携帯型パワー測定機」とかいてあり、それを体に装着すると、戦闘予測シーンが頭に流れる仕組みだ。
そして、一試合目がスタートする・・・・・・
続く