11話 任務開始
「失礼します。」
そういって入ってきたチャオは、全身が紫色で頭が二つに分かれていた。
どうやらピュアチャオのニュートラルヒコウタイプらしい。
ジャン「彼が今回の任務で組んでもらう、アル君だよ」
アル「よろすぃく~」
エッジ「あぁ・・・よろしく」
ジャン「早急に向かってくれ、詳しい内容は指令書を読んでもらうから」
それから5分程経ったときにはエッジとアルは列車で現地へと向かっていた。
エッジは指令書に目を通す。
今回の任務はこの国の南に位置するオーリア国とこの国の国境境の密林だ。
君達はそこで玩具の迎撃をしてもらう、数が多いので注意してくれ。
密林は視界が悪い為油断は禁物だ。
以上、健闘を祈る。
PS オーリア国にはおいしいお酒があるので、できたら購入し・・
エッジは最後まで読まず指令書を手でまるめた。
ふざけてるのか真面目なのか・・・
エッジは軽いため息を漏らした
アル「どうしたんだぃ?」
エッジ「何でもねぇ・・・。」
アル「そう?ならえっけど」
エッジ達を乗せた列車はあっという間に目的の密林地帯まできたが・・
エッジ「やばっ! このままだとのりすごすぞ!!」
アル「飛び降り下車すっるからだいじょ~うぶぅ」
エッジ(マイがいたらビビるだろうな・・・)
アル「じゃっぁ おっさき~」
アルは窓を開けると、勢いよく出て行った。 エッジも無言で後に続いた。
そのころ本部では・・・・
パルス「マイとリコはいるか~?」
リコ「ここにいますけど・・」
パルス「総長が呼んでいるから、司令室まできてくれ。大事な用らしい。」
マイ「あいあいさ~」
パルス「元気がいいな!それじゃついてきてくれ。」
密林地帯の上空には暗い雲が覆い始め、雨が降り始めた。
きれいな夕焼けは厚い雲に遮られ、辺りは暗くなった。
さらに樹が生い茂ってる事もあり、まるで月明かりのない夜のようだ。
エッジ達は崖の上から玩具共の位置をさがしていた。
アル「いたいたいたいた~ぽんこつはっけ~ん」
エッジ「どこにもいねぇぞ・・・?」
アル「今の僕は常人の視力とは比べ物にならないよ」
エッジ「っておい!?」
アルの体を見てみると頭からピンク色の大きな耳が生えていた。
アル「これが僕の能力、パーツキャプチャーだよ。」
「これで僕は特殊能力をもったスーパーチャオってわけ」
エッジ「すごいな~」
アル「奴等は気づいてないからぁ、先に不意打ちしちゃお~」
エッジ「先制攻撃ってわけか」
アル「じゃぁいっっこ~」
アルはそういうと崖から飛び降りた。
エッジもアルの後に続いた。