10話救済者を束ねる者

エッジ「失礼します。」
エッジは扉を開けた。
かなりいろんな物でちらかった部屋の奥に、椅子に座った一人のチャオがいた。

マイ(あの人が総長かな・・)

総長「エッジ君お疲れ様だね、どうだったい?。」

エッジ「西部だけでも以前の報告より玩具の数は2倍以上に増えていました」

総長「そうか・・・おっと君達が新しいサポート希望者かい?」

マイ&リコ「はい」

総長「そうか、えっと~名前は・・」

エッジ「右からマイとリコです。」

総長「よろしく、僕は一応ジャンだけど、総長でもどっちの呼び方でもかまわないよ」

マイ「よろしくおねがいしま・・」

マイが頭を下げた時、謎の頭蓋骨と目が合う

マイ「うわわわわわぁぁぁぁぁぁぁ!?何これ!!?」

ジャン「あぁごめんごめん。その骨の持ち主、さっきまで生きてたんだけど・・」

マイ「さっきまで!?」

エッジ「総長、冗談は辞めて・・」

ジャン「はいはい。二人ともようこそ、ここは玩具からチャオを救う救済者の基地だよ。」

エッジ「俺達はここを、ガーデスと呼んでいるんだ」

リコ「ガーデス・・」

ジャン「そう、未だ目的がわからない玩具から平和を守る為の組織だよ。」

マイ「ここはみんな心を武器として戦う人なの?」

ジャン「いいや、実働派のチャオはせいぜい50人いるかどうか・・ほとんど一般人だよ」

エッジ「数学、地学、言語学、機械工学、心理学・・などたくさんの専門の知識を持ち、研究する所や
実働派といっしょに戦場でのサポートをするのがサポートチームってわけだ。」

ジャン「まぁまぁ、今長い話をしたところで疲れているだろ?部屋で休んでおきなよ。」
マイやリコの顔には疲れがうきでていた。

エッジ「わかりました。では失礼します。」

エッジ達はそういって司令室を後にし、部屋へと向かった。

エッジ「おつかれ、みんなここならゆっくりくつろげるぜ」

そういうとマイはベットにとびこんだ。リコも床に横たわると、そのまま寝てしまった。



それから1時間後・・・

エッジに司令室へ来るようにとの連絡があった。

新しい任務だ・・

そう思いながら、エッジは駆け足で司令室へ向かった。

エッジ「失礼します。」

ジャン「任務から帰ってきたばかりなのに悪いね。」

エッジ「つぎの任務はどこへ?」

ジャン「隣国の森林地に玩具が多数出現している。迎撃にむかってくれ。」

エッジ「了解」

ジャン「で今回は一人じゃなくて・・」

扉からノックの音がする

エッジ「?」

ジャン「今来てるチャオとチームを組んでもらうね。」

エッジ「了解」

ジャン「じゃぁ入ってくれ」

このページについて
掲載号
週刊チャオ第233号
ページ番号
11 / 14
この作品について
タイトル
Toy Breaker
作者
ココア(3段アイス,ソード)
初回掲載
週刊チャオ第231号
最終掲載
週刊チャオ第234号
連載期間
約22日