9話救済者の集る場所

マイ「何?この扉」

リコ「とても頑丈そうですね~」

エッジは二人を後ろに下がらせると、扉のある部分に力をこめた。
すると・・

「何の用だ?」
扉についているスピーカーからその言葉が聞こえた。

エッジ「実働派のエッジだ。扉を開けてくれ」

「後ろの二人は何者だ?」

エッジ「この二人はサポートチームの入隊希望者だ。」

「承知した」

そういうと扉が開きエッジが入っていった。マイ、リコも続いて。


扉の向こうは二人には想像もつかない所だった。

たくさんのチャオが行き来する廊下。その廊下はとても広い。
壁は石を加工したらしく、頑丈な造りだ。

エッジについていくと、やがてとても広い所についた。
とても長いテーブルにたくさんの椅子、そしていろんな食べ物をたべてるチャオ達。
ここは食堂だ。

エッジ「ここならなんでも食えるからな、ここで飯は済ませてくれ」

マイ「なんでも~!? じゃぁ注文してくるね~」

リコ「待って下さい、私も・・」

全速力で走っていくマイと追いかけるリコ。

二人とも速っ!

エッジがそう思ってたのもつかの間、マイとリコはすぐ帰ってきた。

リコはパン、サラダ、リンゴジュース
マイはハンバーグにうどんとアイス、ポテトにホットドッグ、その他色々を選んだらしい。

大人でもなかなか食べきれない量だったが、マイは完食した。


エッジはサンドイッチとオレンジジュースを食べた。



マイ「さてといっぱい食べたし、次は何するの?」

エッジ「今から総長の部屋に行くんだよ。

リコ「総長さんですか・・?」

エッジ「俺達を束ねるトップの人だよ。」

マイ「じゃぁえらいんだよね?」

エッジ「まぁな・・」

リコ「?」

エッジ「なんでもねぇって、じゃぁ・・・ん?」

向こうからやってくるあのチャオは・・

?「おっ エッジ帰ったのか?」

エッジ「今さっきだって」

?「そうか、この二人は?」

エッジ「新しい入隊者だよ、マイとリコだ。」

?「そうか俺はパルスだ。心理学を専門としている。よろしくな」

マイ&リコ「よろしくお願いします。」

エッジ「それじゃ、俺達総長に用ありなんでこのあたりで行かせてもらうぜ」

パルス「おおっ ワリィ じゃぁな」


それから少し歩くと、総長のいる司令室前に着いた。

エッジは軽くノックをした、すると向こうから返事が返ってきた。

エッジはノブを手に持って握り、軽くひねった。

このページについて
掲載号
週刊チャオ第233号
ページ番号
10 / 14
この作品について
タイトル
Toy Breaker
作者
ココア(3段アイス,ソード)
初回掲載
週刊チャオ第231号
最終掲載
週刊チャオ第234号
連載期間
約22日