8話本部へ
エッジ達は中央へと向かうため森の中を歩いていた。
あれから休み休みで先を進んでいくが、遠くを見渡しても森はまだまだ続いている。
エッジ「大丈夫か?」
エッジが先頭にたって先を歩き、その後ろにリコとマイが続く。
リコ「私は大丈夫ですけど・・・」
リコのかなり後ろでマイがばてていた。
リコ「マイちゃん大丈夫ですか?」
エッジ「マイちゃんったら~男の子なのにだらしないわね~」
エッジがリコの口調を真似してふざけるように言った。
マイ「も~エッジふざけないでよ!」
エッジの一言でマイに火がついたらしく、いっきに走っていった。
エッジ「行っちゃったな・・・」
リコ「あの・・エッジさん・・」
エッジ「どうした?」
リコは無言でエッジの傷ついた体を指さした。
エッジ「これか? こんなん平気だって」
リコ「でも・・」
リコが今にも泣きそうな眼でこっちを見ている。
エッジ「わかったよ・・じゃぁ頼むな」
リコはそれを聞くと笑顔になった。どこからか救急箱をとりだすと慣れた手つきでエッジの傷の手当てをした。
エッジ「サンキューな。じゃぁマイを追いかけるか」
リコ「はい!」
そういうとはるか先に行ったマイを追いかけていった。
しばらく先の所でマイが樹に手をつき、下を向いていた。
息がかなり荒れていた。
それからさらに1時間も歩いて・・・・・・・・
マイ「やったぁぁぁぁ 町だよぉぉ」
エッジ「はしゃぐなって 」
リコ「疲れました~」
マイ「でさぁ 早くその本部に行こうよぉ」
エッジ「もうすぐつくぜ、そこならゆっくり休めるとこもあるからな。」
というとエッジは町の何処にも寄らず通り抜けていった。
そして最終的についた所は滝の見える山の中だった。
マイ「次は何をするのさ~」
エッジは無言で滝の近くへ2人を連れて行った。
すると滝の奥には頑丈そうな大きな扉が3人の目の前にあった。