6話奇襲
ジは10時間程経ってようやく目を覚ました。
眠気は完全にとれていて心地よい目覚めだった。
エッジはまだ寝ているマイの横に座った。
マイ「・・おいしそぉ・・」
・・・・・夢の中でも何かを食べてるのか・・
エッジは木の幹に寄りかかりながら村の方を見た。
家々からは明かりがもれている。
家族がくつろいでる時間なんだろうな・・
俺にもあったんだよな・・・こういう時間が・・
奴等が現れるまでは・・・・・
その時
急に遠くの家が一軒燃え始めた。
遠くの方から一軒、また一軒と、あっという間に全ての家が燃えてしまった。
さっきまでの穏やかな時間が嘘のようだ。
エッジ「マイ!!起きろ!」
マイ「・・何~?もう朝?」
マイは全く異変に気づいていない。
エッジ「村の様子がおかしい! 様子を見に行くぞ」
村のあちこちからは悲鳴が聞こえてくるが その声がだんだんと消えていった。
まさか・・・
マイ「エッジ!向こうから何か来るよ!!」
エッジは剣を構えた。
リコ「きゃぁぁぁぁ!!」
向こうから走ってきていたのはリコだった。
エッジ「大丈夫か?」
リコ「はい・・いったいこれはどうなってるんですか? こんな・・ひどい!」
リコの目からは涙が流れ出す。
マイ「いったい何があったの?」
エッジ「い~や、答えはこいつらが知っていそうだぜ」
エッジ達は周りを玩具に囲まれていた。
数は8匹と以前より数が多かった。
玩具はエッジ達に向かって襲い掛かった。
エッジ「伏せてろ!」
そういうとエッジは剣を普段の何倍にも剣を巨大化させると思いっきり剣を横に振った。
玩具は予想外の攻撃に対応できず剣に当たりふっとばされる。
エッジ「なぁ リコだよな?」
リコ「えっ?はい・・」
エッジ「どこか奴等が追ってこないとこまで逃げろ!」
リコ「えっ? でもあなたが・・」
マイ「だいじょ~ぶエッジは強いもん、ね?」
エッジ「そういうことだ。」
リコ「じゃあ大きな切り株が森の中にあるんですけど、そこにしましょう」
エッジ「了解。」
リコ「あの! 赤い縄をたどってきてください!。」
エッジ「わかった。じゃぁ行くぜ!!」
続く