3話玩具の計画
エッジ「よっしゃ~俺の勝ち~」
マイ「はぁはぁ、負けた~速いよエッジ~」
エッジ「そりゃ足腰鍛えてるしな。それに俺ハシリタイプだぜ」
マイ「そうなんだぁ~。 ねぇあれが列車だよね?乗ろうよ 早く!」
エッジ「おい待てって、まだ切符が!」
エッジは急いで切符を買うとマイに渡す。
エッジ「これが切符な。無くすなよ。」
マイ「うん!」
マイは切符を受け取ると、列車へと一直線に走っていった。
競争の時あんな速かったっけ?
そんな疑問をいだきながらエッジも駆け足でマイを追いかける
それからしばらくしてやっと列車が動きだす。
マイ「あっ!動いた!!」
エッジ「結局30分も時間とられたな、この駅の時刻表信用できないな・・」
徐々に列車はスピードを上げはじめてくるにつれ、周りの景色が流れていくスピードも速くなる。
マイ「うわぁ~ 速いなぁ~ ねぇエッジ?」
感動してるマイの横でエッジは寝ていた。
マイはそれに気づくと鞄から毛布をとりだしてエッジにかけた。
初めての列車をマイはこころゆくまでたのしんでいた。
エッジ「・・んっ?俺寝てたのか? ふぁぁ~ ってこの毛布・・」
マイ「あっ 起きた!これ僕の毛布だよ」
エッジ「ああ わりぃ 返すよ」
マイは受け取ると鞄にしまった
マイ「ねぇエッジ、これからどうするの?行き先聞いてないけど」
エッジ「これから一旦本部へ帰るんだ」
マイ「本部?」
エッジ「あぁ俺たちの基地だよ」
マイ「へぇ~これからどれくらいかかるの?」
エッジ「本部には乗り換えてまた列車で半日乗っていかないとな」
マイ「半日かぁ~」
マイ「そうだ この前の話の続き!教えてよ」
エッジ「あぁ いいけど・・何がききたいんだ?」
マイ「あの玩具って誰が作ったの?」
エッジ「・・・・実はさぁ まだわかってないんだ」
マイ「え!?」
エッジ「半世紀も前から探ってるってのに、敵の正体はわかってねぇんだ」
マイ「そんなの戦いようが・・」
エッジ「分かっていることは一つだけ、あいつらは玩具を使って最終的にはこの文明を滅ぼす気でいるらしい」
マイは黙ってエッジの話を聞いていた
エッジ「3000年以上昔に、また俺たちとは違う文明があった。
その時代は今以上に発展した文明があった。今の列車なんかよりもっと速くはしる物とか、空飛んだりとかしたらしい。
そんなおおきな文明が昔あったが、今、空を飛ぶ物なんて無いよな。 いちどそこまで進化した文明は一度滅びたんだ。」
マイ「本当はなかったんじゃないの?」
エッジ「いや 実際に存在してたらしい。ある遺跡で古文書が見つかったんだ。
それにはこの文明があったこと、そしてその文明が滅びることも、そして滅びる原因が奴等ってことだって残していた。
その遺跡が発見されてから、世界各地でその遺跡の造りと似た遺跡はいくつも発見された。海を越えた島にもそれが確認された」
その文明は世界に広がっていたんだ。そんな文明が消えるなんてそれくらい大きな何かがあったんだ」
マイ「いったい・・何があったんだろうね・・」
エッジ「少なくともろくな事ではないだろうな。」
マイ「・・・・・ エッジ!駅に着いたよ。」
エッジ「じゃぁ行くか!」