(その3)
ワドウ「確か世界中を冒険して回っておられるとか。私もカズマさんのような方を援助出来ると嬉しいのですが。」
カズマ「(ピーン!)ええ、日本中の事件と世界中の秘境が俺を待ってるんです。でもその為の資金が足りなくて。」
ワドウ「わかりました。私があなたの後授者になりましょう。旅行の資金は全て立て替えます。帝都に帰ってきた時にお金を返していただくと言う事で。もちろん利子はタダです。」
カズマ「そ、それはスゴイ!どこにでも行きたい放題だ!」
ユダ「・・・ちょっとカズマ君。」
カズマ「何だよ。」
ユダ「事情を話して、借金を返すのを手伝ってもらった方がよくないでやんすか?」
カズマ「それはいつでも出来るだろ?まずお金を稼ぐ手段の確保が優先だよ。」
ユダ「でも帝都に戻ってきた時に赤字だったらおしまいでやんすよ?」
カズマ「大丈夫、何とかなるって。」
次の日
カズマ「さあ、さっそく冒険に出発だー!」
ユダ「・・・どこへ行くんでやんす?」
カズマ「えっ!?そうだな、とりあえず港へ行って船に乗ってから決める・・・というのでどうだろう!」
ユダ「『どうだろう』じゃないでやんす!そういうのは冒険じゃなくて放浪と言うんでやんす!!それじゃ借金なんて返せないでやんす!」
カズマ「じゃあどうすればいいんだよ。」
ユダ「冒険のネタを探すのでやんす。帝都をうろついて、いろんな人と話をすればきっと面白そうな冒険が見つかるでやんす。」
カズマ「あーなるほど。」
ユダ「『あーなるほど』じゃないでやんす!あと、ついでにオイラ以外に一緒に冒険に行ってくれそうな仲間も探すでやんす。オイラは戦闘が苦手でやんすからね。」
カズマ「つまり君は役立たずなんだ。」
ユダ「うるさいでやんすー!」
数日後・・・
カズマ「冒険、見つからないなぁ。」
ユダ「扇風機なんてもう電気代がかかるでやんす!“テイルスの尻尾は扇風機にもなる”のに、こういう時にいないのが寂しいでやんすよ!」
カズマ「“・・・誰?”テイルスって。」
ユダ「知らないでやんすか?平成時代で有名なソニック氏の相棒とされる人物でやんすよ!」
カズマ「何で平成時代の事を君が知ってるんだよ!」
ユダ「平成時代に有名な週チャオ作家がいるんでやんす。その人の小説のキャラが見事完成させたとかさせてないとか言われてるでやんす。で、その人にばったり会ってしまったのでやんす!いやー、日本の未来は明るいでやんすー!」
(※ 現在はまだ完成させていませんが、もうちょっと先の時期で完成させていると思います?)
カズマ「って、キャラが作ったのかよ!」
ユダ「所詮オイラ達もキャラでやんす!文句は無いでやんす!」
カズマ「・・・で、他にはどんな奴がいるの?」
ユダ「週チャオ三代目編集長のほっぷすたぁ氏とか言う人がいるでやんす。何でも週チャオの救世主だとか聞いた事があった気がするでやんす。」
カズマ「おおー、それは興味があるな。」
ユダ「・・・そう言えば、「“何があっても絶対に「POP STAR」の最初の「P」を「H」に間違えちゃダメっ!!三代目さんに迷惑かかっちゃうから。”」とか言われてた気がするでやんす。」
カズマ「何だそりゃ?」
ユダ「知らないでやんす。あと、えみーとか言うソニックの追っかけ娘がいるそうでやんす。」
カズマ「ふーん?」
ユダ「『ふーん』ですまないでやんすよ!物凄い怪力女らしくて、いかなる物もハンマーで堂々と潰すらしいでやんす!!」
カズマ「ええー!?」
ユダ「それだけじゃ終わらないでやんす!“実はセレブ!?エミーローズ”とか“エミーのハンマーは実はプラスチック”とかいう噂もあるでやんす!!」
カズマ「何ー!?」
(※ どうやら混乱しているようで、エミーに関する言葉全てを怖がっているようです)
ユダ「まーだまだ終わらなーいでやんす!こんな名台詞もあるでやんす!「“ここは戦場なのよ、殺る気がないならとっととおうちに帰りなさい”」という明らかに他人を侮辱する台詞を吐いたでやんす!!」
カズマ「うわー!!」
ユダ「さ・らーっに!観衆に石を投げたらエミーに当たるでやんす!」
カズマ「ぐわーー!!」
(※ “「観衆に石を投げれば犯罪者に当たる」っていうけど、「そもそも観衆に石を投げる人物こそ犯罪者である」と言う考えが一番有力”です)
その後・・・
医師「こりゃこっ酷く脳をやられてますな~。ハンマー型の模様が浮かび上がってますぞ。」
カズマ「そうですか・・・。」
ユダ「やれやれ、またお金が減っちゃうでやんす。」
カズマ「(そもそも話を持ち出したのはユダ君だぞ?)」
次の日
ユダ「勝手に話に乗ってきたのはカズマ君でやんす!普段は無視してたでやんす!」
カズマ「そもそも話を持ち出したのはユダ君だろ?ユダ君のせいじゃないか!」
ユダ「ええーい、そこまで言うなら!」
ユダが現れた!
ユダ「覚悟するでやんす!オイラのキーワードをなめるなでやんす!」