(その1)
(カズマ探偵事務所)
ドンガラガッシャン!
「ったく、しけた事務所だぜ。いいかカズマ!返済日には耳をそろえて借金を返してもらうぜ!」
先ほどの男はオオテツといい、別名取立てのジョー。情け容赦ない行動と抜け目の無さで暗黒の時代を生き抜く男である。
バタン!
カズマ「ふう、やっと帰ってくれたか。」
カズマ。世界を股にかける冒険野郎。一応現在連載中の銃声~のカズマの今の体のご先祖様、と言う事である。(というか成り行き上そうなった)
ユダ「しかし、どうしてまた一万円なんて借金が出来ちゃったでやんす?」
ユダ。カズマの友達。それ以外は話を読め。(オイ
・・・それにしても、“空気を読めって言ってるけど、何も書いてないよねぇ。”・・・え?言うな?
(※この時代の1円は今の5000円の価値があります。)
カズマ「もともとはダメ親父の借金を返そうとしてたんだけどなぁ・・・しかしまだ希望はあるぞ。この御喪茶御(オモチャオ)さえ完成すれば!」
ユダ「茶御レースでやんすね。」
カズマ「何しろ1等賞金が八千円だからな。これで人生の一発逆転だ!」
ユダ「・・・でもこの御喪茶御の部品を買うお金はどうするんでやんす?」
カズマ「うっ!」
ユダ「もう冒険しようにも旅行の為のお金も無いんでやんすよね?」
カズマ「やっぱり別の所から借りるしかないのかぁ。それで外国でお宝でも発見して・・・。」
ユダ「そんな事ばっかりしてるから借金が増える一方なんでやんす!」
コンコン(ドアをノックした音)
カズマ「はい、どうぞ。」
ガチャ(・・・分かるよな?)
「ここはカズマ殿の事務所ッスか?」
カズマ「はい、そうですが(はて、こんな人からお金を借りたかな?)。」
タケダ「本官は警視庁のタケダ刑事ッス。実はこちらのワドウ会長があなたにお仕事を頼みたいと・・・。」
カズマ「えっ?じゃあ借金取りじゃなくて珍しく仕事の依頼ですか!?」
タケダ「はぁ?」
カズマ「あ、いえ、こっちの話です。」
ワドウ「私のダイヤを取り戻してください!お礼は100円、いや荷200円お支払します!」
カズマ「えっ、200円!?分かりました。大船に乗ったつもりでこの探偵にして冒険家のカズマにおまかせください。よしユダ君!現場に急行だ!」
ユダ「おお、これは借金地獄から抜け出せるチャンスでやんすね?」
カズマ「(しーっ!)」
ユダ「現場にれっつごーでやんす!」
タケダ「あ、ちなみに現場は京都ッス。」
カズマ「ええっ?」
タケダ「そういう訳で“『チャオラーの聖地』こと京都に集合”ッスよ。」
ユダ「遠いでやんすねぇ。旅費は報酬で報われるでやんすけど。」
そして・・・
カズマ「なるほど、ワドウ会長のダイヤを奪ったはこの山奥に逃げたんですね。」
(うおおぉん!)
カズマ「え?妙な人形が出てきたぞ?」
タケダ「あ、あれが怪人の手下ッス!危険ッス、強敵ッスー!!」
弱い兵士鉄人が現れた!
ユダ「さて、最近借金続きで冒険が出来なかったから戦い方を忘れてるでやんすね?」
カズマ「うっ!なんで知ってるんだ?」
ユダ「その前にこの小説はこれで初バトルシーンでやんすし。」
カズマ「だぁーっ、言うなよ!」
ユダ「それはいいでやんす!とりあえずバトル方法を教えるでやんす。今回募集されたキーワードを武器に、いろんなリアクションをしたり、シーンを流したりして、相手をこっちのペースに誘うやんす。そうすると相手にダメージが行くでやんす。」
カズマ「ふ~ん・・・ってそれってpekkuさん(ローマ字です)の前回の小説と同じじゃないか!」
ユダ「・・・自分で言うなって言っておいて結局ぺらぺら喋ってるでやんす。」
カズマ「うっ!」
ユダ「作者は今回キーワードコンプリートを目指してるでやんすから、しょうがないでやんす。今回の小説は二つパクリをして書いてるものでやんすよ。」
カズマ「・・・まあ仕方ないか。よし、行くぞ!」
カズマの攻撃!
カズマ「“キーワードを使うな”。君、ザコなんだからさ。」
鉄人に機能停止レベルのダメージ!
ユダ「き、きのーてーし?」
カズマ「簡単に言えば動かなくなるんだよ。」
ユダ「おおー!カズマ君凄いでやんす!!」
弱い兵士鉄人をやっつけた!
(続く)