第28話「ラストバトル!」後編
ダークカオスは片手を前に出して、紫色の玉を飛ばして来た!
シルバー「うわあ!!」
その玉のスピードが速すぎて、避け切れなかった僕は、だいぶ後方まで飛ばされた。
シルバー「くっ・・・・。」
シャドウボールは威力も凄い。
さすがダークカオス・・・。
こっちからも攻撃しないと・・・!
そう思って僕は飛び上がった。
飛び上がる時もシャドウボールが飛んで来たけど、なんとか避けた。
シルバー「セイント・・・・!」
僕が弓を構えようとしたその時、シャドウボールがまた飛んで来た!
シルバー「わあっ!!」
僕はバランスを崩して、ぐらっとして落ちそうになった。
このままじゃ狙い撃ちかも・・・。
そう考えて、地上に降り立った。
ダークカオスは僕に攻撃をさせないつもりだ・・・。
まず、あのシャドウボールを止めさせないと・・・・。
でも・・・どうやって・・・?
そんな事を考えてる間にも、ダークカオスは攻撃してくる。
なんとか攻撃をかわして、反撃しようとするんだけど、なかなかチャンスを与えてくれない・・・。
そして、いつしか、僕の体をおおっていた光も消えていた・・・。
シルバー「はあ・・・はあ・・・。」
逃げ回ってばかりいたせいか、かなり疲れたみたい・・・。
ダークカオス「どうした?シルバー。お前の力はその程度か・・・?」
フフッと笑うと、右手にパワーを溜め始めた。
どうしよう・・・・。今度はさっきまでのとは違う。玉がどんどん大きくなってる・・・。あんなの避けられないよ・・・・。
ダークカオスがシャドウボールを発射する直前、聞き慣れた声があたりに響いた・・・。
「ウインドアロー!!」
その声がした後、ダークカオスに向かって、銀色の矢が飛んで来た。
ダークカオスの方に目をやると、右腕に矢が刺さっていた。
そして、右腕をおさえながら言った。
ダークカオス「くっ・・・。何者だ!!」
矢を放った人(チャオ)は、空を飛んでいるみたい。
????「誰だっていーでしょーが!」
そう言って、僕の隣に降り立った。
????「おまたせっ、シルバー!もう無理しないでよ?」
シルバー「えっ?うん。えっと・・・・・。」
続く☆