第28話「ラストバトル!」前編
ヒーローカオス様は・・・究極魔法は気持ちが高ぶっている時に、発動する・・・そう言ってた。
この気持ち・・・前にも経験した事がある。
チャドウ達がヒーロー神殿にやって来た、あの時だ・・・。
という事は、今のこの状態は、究極魔法を使える状態なんだ・・・。
シルバー「・・・レインボー・・・・。」
チャドウ「ちょっと待て!」
チャドウが慌てて僕を止めた。
そして、一息おいてから僕を見上げて言った。
チャドウ「・・・究極魔法を使ったら、この神殿ごと吹っ飛ぶんじゃないか?そんなことしたら、キミの仲間達は・・・・。」
チャドウは、僕になんとか究極魔法を使わせないようにするつもりだ・・・。
シルバー「それじゃあ・・・。」
僕は片手をゆっくりと上に挙げる。
そして、金の弓矢を出した。
シルバー「・・・セイントアロー!」
僕は弓を構えて、矢を放った。
矢は、チャドウの頬をシュッとかすめた。
チャドウは少し顔を歪めると、僕を睨みつけた。
チャドウ「・・・わざと外したな・・・。」
シルバー「そうだよ・・。次は外さないから。僕を怒らせると怖いよ・・・。」
チャドウ「フ・・・・。怒った君には誰もかなわないな。」
そう言い残すと、チャドウはチャオスコントロールを使って消えた。
僕は地上に降りて、ダークカオスに近づいた。
そういえば僕、結構長い間飛んでた・・・。飛行はあんまり得意じゃないんだけど・・・。
そして、なんとなく自分の羽を見てみたら、いつもより大きくなっていたんだ。もしかして、力も走りも泳ぎもパワーアップしてるのかな・・・・?
おっと、そんな事考えてる場合じゃ無かった・・・。
ダークカオス「チャドウを退けたその力は認めよう・・・。だが、そんなお前でも、俺を倒す事など不可能だ!」
シルバー「不可能なんかじゃない!」
ダークカオス「ククク・・・。それはどうかな・・?シャドウボール!」
後編へ続くっ☆