第21話「ツヤロンVSレッド」前編

ったく、スカユンと会った時とおんなじパターンじゃねぇのか!?これ!
突然誰かが現れて、俺が誰だお前!って言っても、相手はまともに答えねぇし・・・。
????「ま、答えてやってもいいぜ!オレはダークコーズ一員、ツヤロンだ!」
今回はまともに答えたようだな。
シルバー&チャサリン「ツヤロン!?」(ハモる)
わっ!なんだよいきなり・・・。

シルバー「ツヤロンってまさか、ヒーローカオス様が言ってた・・・」
チャサリン「エンジェルストーンを盗み損ねた・・・。」
それを聞いて、ツヤロンはビクッとした。
レッド「へ~。お前、盗み損ねたんだぁ~。」
俺はいかにも嫌味っぽく言った。
ツヤロン「うるせぇ!!とにかくオレは、お前らを倒す!」
ちっ、やっぱりそう来たか・・・。
・・・・・。

レッド「お前ら!ここは俺に任せて、先に行けっ!」
シルバー「レッド・・・。うん、分かった・・・。」
そう言ってシルバー達は、奥の部屋へと向かった。
・・・今回は素直だったな・・。

ツヤロン「一対一で戦うってか?受けてたつぜ!」
レッド「覚悟しな!」
俺とツヤロンは、改めて向き合った。

ツヤロン「行くぜ!“ライトニングアロー”!!」
すると、ツヤロンは雷の弓を出し、雷の矢を放った。
ふんっ、矢なんて当たるかよっ!
レッド「矢で俺を倒すなんざ、まだまだ甘いゼ!“ファイアウォール”!!」

俺がそう叫ぶと、俺の足元から炎の壁が出てきた。
そして、炎の壁に突っ込んで来た雷の矢は、壁の中で燃え尽き、跡形もなく消え去った。
っしゃあ!成功だぜ!ちょっと熱かったケド・・・(汗

ツヤロン「な、なかなかやるじゃねぇか。」
レッド「へっ!お前の矢なんかヒョロヒョロだから当たんねぇんだよ!」
俺はツヤロンをちょっとからかってみた。
ツヤロン「なっなんだと!?そういうのはオレに勝ってから言えってんだ!」
ツヤロンは俺を指した。
レッド「ふん。今度は俺から行くぜ!“イラプション”!!」
俺はそう言うと、すぐさま柱の上へとジャンプした。
こうでもしないと、俺まで巻き込まれるからな・・・。
ツヤロン「げげっ!」
ツヤロンは驚いて、飛び上がった。
俺がさっきまで立っていた場所から、溶岩が沸き出してきたからな。

ツヤロン「わわわわわ・・・。」
あいつ、だいぶ慌ててやがる。
オロオロしてる表情は、かなりおかしいぜ!
そうこうしているうちに、溶岩はツヤロンのすぐ足元まで来ていた。もう逃げ場は無いハズ。

レッド「・・・あ!?」
後編へ続く☆

このページについて
掲載号
週刊チャオ第35号
ページ番号
28 / 47
この作品について
タイトル
取り戻せ!エンジェルストーンとマスターストーン
作者
フライヤ(ふりゃ)
初回掲載
2002年7月11日
最終掲載
週刊チャオ第39号
連載期間
約4ヵ月23日