第20話「チャローズのアイデア」前編☆

今回は、レッド視点でございます!それでは、お待たせいたしました。本編へ行きま~す☆

一方、シルバー達は・・・
~ダーク神殿内部:入口~
スカユンって奴と会った部屋の先は、暗くて長い廊下だった。
前が良く見えないぐらい暗いんだ。

チャローズ「ねぇ~。この廊下いつまで続くの~~!?」
チャローズが、もう我慢できないっていう感じで言った。
まぁ、仕方ねぇだろうな。
フライヤと別れてから、だいぶ歩いてるからなぁ・・・。
チャサリン「チャローズ、もう少しで着くよきっと。」
チャサリンがなだめる様に、そう言う。
何故かって?チャローズが座り込んだからさ。
チャローズ「もう歩くの嫌~!」
ったく、チャローズはよ~!

ん?そういえばシルバーとチャッカルが居ないような・・・。
その時、奥の方からシルバーの声がした。
シルバー「おーい、みんな~!扉があったよ~!!」
その言葉に一番早く反応したのはチャローズ。
すぐに立ち上がって、一目散に走って行った。
チャローズ「本当―――!!?」
って、言い残して・・・。

レッド「もう歩けないんじゃなかったのかよ・・・。」
俺は呆れて言った。
チャサリン「私たちも行こっか。」
チャサリンが後ろに手を組みながら俺を見て言った。
レッド「ああ。そうだな。」
俺達は奥に向かって走って行った。

しばらく走っていると、シルバーたちが見えてきた。
チャローズ「来るの遅いっ!」
チャローズは腰に両手を当てて言った。
レッド「お前が速すぎんだよっ!それにしてもこの廊下、長すぎだぜ・・。」
俺は今まで歩いてきた廊下を見ながら言った。

チャッカル「それより、この扉、おかしいんだ。」
チャッカルは扉を指しながら言った。
シルバー「これね、開かないんだよ。鍵も付いてないんだけど・・・。」
シルバーが困った様子でそう言う。
レッド「本当かよ~。」
俺は扉を押したり引いたりしてみた。だが、びくともしない。
レッド「どうなってんだぁ!?これ・・・。」
俺は扉を蹴りながら言った。

チャサリン「魔法か何かで封印されてるんじゃないかしら?」
シルバー「もし、そうだとしたらどうすれば・・・。」
と、チャローズがぽんっと手をたたく。
何か思いついたようだ。
チャローズ「ね。ローちゃん思いついたんだけどぉ。試してみる?」
チャッカル「何を思いついたの~?」
チャローズ「ふふっ、まあ見てなさいって!レッド、ちょっと来て!」
チャローズが俺の腕をつかんで、みんなと少し離れたところまで、引っ張ってこられた。
後編へ☆

このページについて
掲載号
週刊チャオ第29号
ページ番号
26 / 47
この作品について
タイトル
取り戻せ!エンジェルストーンとマスターストーン
作者
フライヤ(ふりゃ)
初回掲載
2002年7月11日
最終掲載
週刊チャオ第39号
連載期間
約4ヵ月23日