8話 城爆破
「フライアタック!」
ヒットがギャラクシーの真っ正面から低空飛行をしながら攻撃する。
「ふっ…」
ギャラクシーは、剣で攻撃を防ぎスマッシュをヒットに向けて投げる。
「奥義―炎園(エンエン)!!」
デルデムスは、ギャラクシーの下半身に向けて突きを連打する。
「それが奥義か?」
ギャラクシーは、ジャンプしてその技を避ける。
「くっ!?」
空中にいるギャラクシーに向けて小さなエネルギーの弾が飛んでくる。
「エネルギーガン…」
レッドメアが呟く。ギャラクシーがレッドメアを睨んだとき…
「二発目ぇ!!奥義―吹雪乱(フブキラン)!!」
デルデムスがジャンプし、剣を高速で3回振る。ギャラクシーはバランスを崩しながらも全部防いだ。
「三発目…侵入剣!!」
デルデムスは、バランスを崩したまま着地したギャラクシーに体を押しつけ、剣を刺す。ギャラクシーは数秒後倒れた。
「残り時間…30秒だ」
デルデムスが倒れている者の意識が戻らないように小声で言う。
「30秒?それじゃあ脱出できない…!」
つられてスマッシュも小声で話す。大声で叫ぶと思ったレッドメアは安心していた。
「これを使うぞ」
レッドメアは、携帯用の転送装置にしては少し大きめの物を取り出す。
「早く…乗れ!」
全員が乗った瞬間転送装置は起動する。しかしそれと同時に大きな爆発音がした。