4話 杖
とある組織 4話 杖
「ったく…作戦まるわかりなのに逃げられたよ…」
「ふむ…魔法で逃げられたからな」
ギャラクシーは、煙草に火を付けている。
「そういや…魔物は?」
デカポンが辺りを見回しながら言う。
「あぁ…あいつらが消した」
「そーもそも、なんかRPGって感じがしないねぇ」
デカポンはため息をつく。
「ふむ…お前ら子供チャオが武器を持っている自体、おかしいからな…それに、ほとんどが魔物じゃなくて希少動物だった」
「大人チャオでもおかしいと思うよ」
「…まぁな」
「とりあえず、町には近づかない方が良い…」
ギャラクシーが、二本目の煙草に火を付ける。
「ホテルとかには泊まれないな…毎日野宿だ」
「えぇぇぇぇ!?リング沢山持ってきた意味ないのぉ!?」
「そういうことだ」
「今日はここで野宿だ…見張りも必要だ」
「魔王退治というよりサバイバルだなぁ…こりゃ」
デカポンがため息をつく。
「先にのんきに寝ているやつを叩き起こしてくれ」
「あっ…スズメイカ…くらえぇぇぇっ!!!」
「ふむ…奪えないとは…仕方がない…お前らにはここに行ってもらう」
金色のナイツチャオ・この組織のリーダーのチャオがモニターの地図を指しながら言う。
「この場所で、反応があった…この宝石を使って調査してくれ」
「これは…?」
レッドメアが受け取った宝石は、丸い緑色の石だった。
「うむ…この石を調べてみた結果、この石に対応する木の棒があるらしい…その棒にこの石を付ければ杖というものになるらしい」
「もしかして、こういうのになるんですか?」
スマッシュが、ゲームの攻略本を出し、棒に石を付けたものを指さした。
「ふむ…そんなもの持ってきてたのか」
と、リーダーはスマッシュを睨む。
「てっぺんに、この石がちょうどはまる棒を持ってくればよいのですね?」
レッドメアが訊く。
「その通りだ」
「うっしゃー!行くぞっ!デルデムスもついでに来い!!」
レッドメアが大声で言う。
「そうだ…ヘリコプターを一機、君たちに使わせてあげよう…計画が終わるまでの期間だが」
「はいっ!ありがとうございます!!」
返事をして、レッドメア達は部屋を出た。
「さてっ!早速ヘリで行くか!!」
「おぉー!!」
「これだな」
一番奥のヘリコプターの前にチャオがレッドメア達を待っているような表情で、すぐにわかった。
「さぁて…操作方法わかる人~」
スマッシュが呼びかける。しかし誰も反応しない。
「あっ、説明しますね…」
と、立っていたチャオが説明した。
「さぁ!出発するぜ!!」
操縦するのはレッドメアだ。
「あまりスピード出さないでね…これが壁に叩きつけられてつぶれるから…」
スマッシュが頭の上にある球を指しながら言う。冗談だとわかっていたが、レッドメアは笑ってしまった。