３話　ギャラクシー対策

「うおぉっ！？」
レッドメアが引き金を引き、銃弾を発射したが、ギャラクシーは姿を消し、デルデムスに当たりそうになる。

「もらったぁ！！」
ギャラクシーが、レッドメアの後ろに回り込んだ。
「こんなのいらないや」
レッドメアが銃を投げ捨て、大剣を持つ。

「一刀…」
レッドメアは、大剣を頭の上に運んだ。
「両断っ！！」
レッドメアは、それを振り下ろした。

「ふんっ…弱いな」
ギャラクシーは、平気だったかのように話すが、防ぐのが辛かったようだ。
「すごい…」
スマッシュが、思ったことをそのまま声に出してしまった。
ＲＰＧゲームだったら、爆発のエフェクトが出ているだろうと、無駄な想像をする。

「何してんだぁ！！」
レッドメアが怒鳴る。
「えっ！？あっ…あぁ…」
スマッシュとヒットは同時に駆け出した。

「フライアタック！！」
ヒットは、低空飛行をし始め、レッドメア、デルデムスを追い抜く。

「予習済みだ…」
ギャラクシーは、爪の部分をはじき、回避した。
「うわっ！？」
そのまま、地面に倒れたヒットに向かって剣を振り下ろした。
「フライアタックレッドメアバァージョン！！」
レッドメアが、水泳の飛び込みのごとく勢いよく飛び出し、ヒットへの攻撃をなんとか防いだ。

「一刀両断！！」
デルデムスが、レッドメアの真似をした。
そしてその後にスマッシュがパンチをする。

「どわっ！？何で誰も遠距離で攻撃しなんだよっ！！」
レッドメアが早口で言う。
「それはお前しか銃を持っていないからだ…しかも捨てた」
デルデムスが、レッドメアを睨んで言う。

「あぁ…そうだったそうだった…」
レッドメアが、走って戻る。
「俺も準遠距離だよぉー」
ヒットは、それを追いかけながら言う。
「準ってなんだ準って」

「ふっふっふ…」
と、レッドメアの後ろで子供の声。
「んおっ！？フランスパンッ！？」
「デカポンだっ！！」

「くそぅ！！撤退だ！！」
レッドメアが呼びかける。
「はぁ？」
「とにかくっ！！ここは撤退だ！！負けたふりをして逃げるんだよっ！！」
「作戦バレバレ８…」
「８ってなんだよ…」