3話 ギャラクシー対策
「こいつか!?」
デカポンが言う。そいつは、でっかい花のようだった。
「うん!間違いないね!!こいつだぁ!!」
「……俺は、まわりにいる雑魚を蹴散らす…動かないんだから簡単だろ?」
ギャラクシーは、そう言って消えた。
「でやぁ!!」
デカポンが花のようなやつに斬りかかる。
「また会ったな…」
レッドメアが言う。
「げげっ!!漫才コンビと微妙なツッコミメア!!」
「レッドメアだ!!!」
レッドメアが怒鳴る。
「ふっふっふ…お前の要求通り魔法を使えるようにしてやったぞ!!」
「普通、勇者ならできるんだよ」
レッドメアが呆れて言う。
「くらえぇっ!!」
デカポンが手から炎を出す。しかし、数メートルのところで消えてしまった。
「ふむ…」
「ギャラクシー…今日こそお前を倒す…」
ギャラクシーとデルデムスは戦っていた。しかし、両者とも傷はまだついていない。
「ここは俺たちに任せろっ!レッドメアポン!!」
「ポンを付けるな…」
レッドメアはそう言い、デルデムスの方に向かっていった。
「フライアタック!!」
ヒットは回転しながら低空飛行をし、デカポンを手に付けた猛獣の爪で斬りつけながら上昇していった。
「ぐっ!」
「でやぁっ!!」
スマッシュススメイカに向かってアッパーをしたが、避けられた。
「今だっ!!」
スズメイカがジャンプして斧を振り下ろす。
「エネルギーアッパーッ!!」
スマッシュがさきほどとは比べ物にならないほど速いアッパーで、スズメイカを飛ばした。
「グルル…」
獣がデカポンの方に行った。
「邪魔だよぉっ!!」
ヒットが、フライアタックをしかけたが、魔物に当たって止まってしまった。
「魔物を生み出すあいつが邪魔だな…」
「ププッ、あれは偽物なのにぃ!!」
ヒットが大爆笑した。
「あほぅ!!わざわざ偽物だっていうな!あれは本物だよぉ!!」
スマッシュが必死に言う。
「しばらく、俺一人でやらせろ…」
デルデムスは、レッドメアを睨みそう言った。
「フライアタック2号!!」
「エネルギーアッパー!!」
スマッシュがアッパーで、スズメイカを無防備にし、ヒットが上空からスズメイカを斬りつけた。
「スズメイカ!!」
デカポンが叫ぶ。
「くそぉ…こうなったら俺の家代々受け継がれてきた、究極の技をっ!!」
デカポンは、そう言い、剣を両手で持った。