その2



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Scene3 チャオガーデン
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「今日は《平成チャオ天皇》のたんじょうび、しかも《今年はホワイトクリスマス》。
 《毎年恒例蘭展!・・・なんだけど、何か面倒くせぇ・・・》」

チャオガーデンの入ったすぐそばで愚痴をこぼす青ハーフチャオがいます。
「はぁ~《世の中全部チャオになればいいのに》」

そんなところに少年ら三人が入ってきました。

「やあ!」
片手を挙げて青ハーフに挨拶する少年とカラアゲ。

とりあえず話を切り出すロッカク。
「蘭展?とやらをやってるて聞いて来たちゃおけど・・・」
「ああ、そのこと。なんか闇の取引所に強盗が入ったとかで、中止になったよ。」
そう言って、カラアゲににやりと笑う青ハーフ。


ぴっ
そのとき、ガーデンにおいてあったテレビがつきます。
喋りだすキャスターっぽい人物。

「《只今の時刻をお知らせします》・・・《ニュースです。」
びりびりびり
突然映像が乱れたかと思うと、キャスターの顔がなぜかチャオ博士の顔にすり替わっています。
なんだか、ものすごい剣幕です。

「カラアゲ!強盗の罪をこのわしになすりつけおって!
 《このチャオ博士を愚弄した以上、お主らの命は無いと思え!》
 《古い井戸にまだ水は残っている》うちに、決闘じゃ!決闘するんじゃぁ~~~!!!」

それだけ告げるとあっという間にチャオ博士の顔は消え元のキャスターに戻ります。

「《くそ・・犯人め》が・・げほっ失礼しましたw》
 《トルネードが、カオスを倒しました。中には、チャオが居ました。》
 チャオBで踊っているチャオでした。よかったですね。」
ニュースキャスターがそう告げて、テレビは切れます。


それを見ていた3人、
「チャオBのチャオ、見つかったんだ、よかったなぁ」と少年。
「ていうかカラアゲ一体何したちゃお?園長先生すごく怒ってたちゃおけど・・・」とロッカク。
「《チャオは昔伝説のカラテマンと呼ばれてたらよかったちゃおー》決闘は大得意ちゃお!」とカラアゲ。

そのとき青ハーフがなにやら耳をそばだてます。
「《私には100人がこちらに向かって来る気が・・・って、来てる、絶対!》」
次の瞬間、チャオガーデンの入り口から警官100人がぞろぞろ侵入してきました。

警官で埋め尽くされるチャオガーデン。
「《こちらRPM追跡班、チャオガーデンに侵入した》。」
妙な声も聞こえます。

「《何か見えるちゃお?ロッカクには何もかも見えないちゃお。あ、おまえどこちゃお~?》」
人の波におぼれてしまうカラアゲとロッカク。

唯一まともな少年も、警官に捕まってしまってます。で、事情聴取。
「《まさか・・・さっきテレビで言ってた「カラアゲ」の手の者か!?》」
ブルンブルンと首を横に振る少年。
「ならいいんだが・・・
 《暗い宿に明るく泊まれば》犯罪する気も収まるんだろうか・・・」
意味不明な言葉を残し、あっという間に引いてく警官100人。


と同時に、おぼれから脱出するカラアゲとロッカク。


「決闘って言ってたけど、どこでやるんだろう?チャオ幼稚園の周りの森とかかな?」

少年の疑問に、カラアゲが答えます。
「《チャオの構造》的に《それはないちゃお。何故なら奴はチャオだから》!
 チャオの決闘といえば、チャオカラテに決まっているちゃお!!」

このページについて
掲載号
週刊チャオ第249号&チャオ生誕8周年記念号
ページ番号
2 / 3
この作品について
タイトル
キーワード小説(タイトルは論争発生のため未定)
作者
チャピル
初回掲載
週刊チャオ第249号&チャオ生誕8周年記念号