~第3話~

       THE FIRST ADVENTURE(ザ・ファースト・アドベンチャー)
               ~チャオはどこからやってきた?~


なんだかんだで、出発して一週間。

【ラケルタ】「あ、あれは?」

3匹の目の前に現れたのは、巨大な建造物。

【バイス】「ミスティックルーインにある遺跡ですよ。
      もっとも、3000年前の今は祭殿として使われていたようですけど。」

そしてその周辺には、街があった。

【レーテ】「ひょっとして・・・これが古代ナックルズ族の・・・?」
【バイス】「ええ、今では中央の祭殿しか残っていませんが、その周辺には街が広がっていたみたいです。
      ・・・にしても・・・凄い・・・」

バイスが驚くのも無理はない。
街は活気に溢れ、とても3000年前とは思えない。

【ラケルタ】「そうそう、こんな事もあろうかと、ナックルズ族の歴史の研究書を持ってきたんだけど、読む?」
【レーテ】「どれどれ・・・?」

2匹が覗き込む。

【バイス】「『5000年前頃から栄え始めたナックルズ族は、その2000年後、今から3000年前前後に最盛期を迎えた。
       当時の族長パチャカマは、極端な拡大政策を取り、次々と領土を広げていった。』・・・ですか。
      道理で活気がある訳です。」
【ラケルタ】「あ、ナックルズ族だ!隠れろ!」

その時、前からナックルズ族の男が歩いてきた。
慌てて隠れる3匹。


その男は何も知らずに通り過ぎた。


【レーテ】「・・・ふぅ。」
【バイス】「これじゃ、調べようがありませんね・・・僕たちの存在が気づかれてはいけませんし。」
【ラケルタ】「夜まで待つか?」
【バイス】「そうですね。夜になったらあの中央の祭殿を調べてみましょう。」



やがて、日が暮れる。

【レーテ】「・・・ようやく静まりかえったわね。」
【ラケルタ】「・・・んじゃ、そろそろ行く?」
【バイス】「そうしましょうか。」

物陰から出てきて、街の中央にある祭殿へ向かう。

【ラケルタ】「しかし、デカイなぁ・・・」
【バイス】「高さは・・・15mはあるでしょうか。」
【レーテ】「そこに、絵文字やら古代文字やら・・・何が何やらサッパリね。」

とりあえず、3匹で祭殿の壁を下の方から調べる。

【バイス】「チャオの絵があれば、何か分かるはずだ。」


・・・・・

・・・・・・・

・・・・・・・・・

数時間後。

【レーテ】「はぁ、はぁ・・・チャオなんてなかったわよ?」
【ラケルタ】「確かに、一番上まで調べたけど、チャオの絵なんて無かったよな・・・」
【バイス】「あ!あった!」

【レーテ】「う、うそ!?」

2匹が近寄ると、そこには確かにチャオの絵が。

【バイス】「しかし、一番上とは・・・上から調べれば良かったのか・・・」
【レーテ】「この、周りの文字って読めるの?」
【バイス】「読むには特殊な解読ツールが必要だと思いますから、無理です・・・」
【ラケルタ】「おい、もうそろそろ夜明けだぞ。隠れないと!」
【レーテ】「あ、そうだったわね。さっさと逃げましょ。」

再び茂みに隠れた。

その後も数日調べたが、チャオの絵はそこだけ。
しかも、ただ描いてあるのみで、周りはほとんど文字である。

【バイス】「行き詰まっちゃいましたね・・・」

【ラケルタ】「というか、あれって現代にも遺跡で残ってるんだろ?
       もうとっくに解読されてるんじゃないか?」
【バイス】「いや、絵は分かっても、文字は磨り減ってて読めないみたいなんですよ。
      地中に埋もれた部分なんかは解読できてるんですけどね。」

【レーテ】「あ、ちょっと静かにして!なんかナックルズ族の人が話をしているわ。」

レーテに言われて、2匹も黙る。
すると、ナックルズ族の男が2人、横で会話をしていた。


                              続く
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このページについて
掲載号
週刊チャオ第67号
ページ番号
4 / 5
この作品について
タイトル
『ザ・ファースト・アドベンチャー』
作者
ホップスター
初回掲載
週刊チャオ第65号
最終掲載
週刊チャオソニアドDX発売記念号
連載期間
約19日