第二話 続き

ご質問は城についたらいくらでも答えてさしあげますから。
よろしいですね?」

「は・・い。」

あたしはそう答えるしかなかった。今はなにも考えず、ヴァンのいうとおりにするしかなさそうだ。
ヴァンは、くびからかけてある懐中時計のようなまるい銀の機械を見ていった。

「ご安心を。今の星の位置と、月の光の角度なら、王国の城の大広間に直接移動できます。
すぐ、私の背におのりください。」

「のる?? 君に??」

ヴァンは私の横に並ぶと、両前足のひざをおってかがんだ。
私は素直にヴァンのたてがみをつかんでひょいと彼の背中にまたがった。

今日、ジーンズでよかったーーー。

カラカラン。
白いパンプスが片方脱げてころがった。

「さぁ、いきますよ。しっかり私の背中につかまってください。
風がきますから。」

「はーいっ。こっちの用意はいいよぉ!」

あたしは覚悟をきめて奥歯をかみしめた。
と、いきなり前方からすごい数の光のシャワーが一気にあたしたちをつきぬけていく。
すごい風。きらきら綺麗だけど、見とれてる余裕なし。
こりゃ、しがみついてないと、マジでふきとばされちゃーーーう☆

ドッズーーーーーーーーーーーーゥゥゥン!!!!

ものすごい大音響とともに、カッターできられたような感覚の重圧があたしを襲った。

「いたーーーーーいっっ!!」

あたしはそれにつきとばされて、くるくる、くるくる回転しながらはじきとばされてしまった。

「しまった! やつらに待ち伏せされていた!
麻奈様ーーーーーーーーーーーっ!」



第二話おっしまーーーい。

あとがきはちいるんです。
なんか話がひろがっていくーーーー。複線だけがふえていくーーー。
エヴァンのように複線だけで話がおわらないよーにしなければぁ☆
んでも楽しかった。
先週期待しててくれた方々をうらぎってなきゃいいけどお。
ま、駄目なら次もあるし、ながーーーい目でみまもっててね☆(ソニチ様のパロではない。なはは)

今日はわざわざ来てくれてありがとー。
ではでは~。また来週お会いしましょう☆

このページについて
掲載号
週刊チャオ第27号
ページ番号
3 / 27
この作品について
タイトル
天使の卵
作者
ちいるん(ラブルージェ)
初回掲載
週刊チャオ第26号
最終掲載
週刊チャオ第45号
連載期間
約4ヵ月14日