エピソード2

感想こなくてももしかするとROMの人が見てる危険性(え)があるからやりまくるぞぉ!ちなみにエピソード1を見てないとイミフ状態だ!!

たった10時間の命

「え、Sランクって.....」
ボクが呆然としながら言った。
「まさか....機械に異常は...ないな....」
医師はカプセルをあけ、純を抱き上げ、こっちを向いていった。「木葉さん...チャオをおとりかえいたしましょうか.....」
「え!?どうして.....」
「この子、10時間しか生きられないんです。もっとも、生活に支障はでませんが、10時間きっかりで繭に入って......医師が純を見つめながら悲しそうに言った。
「だから他のチャオと....」
「とんでもない!ボクはこの子に名前をつけましたし、検査も、登録もしました!それにこの子が気に入ったんです!」
ボクはあまりにも大声を出したので、医師はびっくりしたようだった。
「じゃあ、お金を返すように購入店舗に.....」
「いいです。」
「じゃあ半額だけでも....」
「いいですって。」
「じゃあチャオのおもちゃとか、費用とか....」
「いいですってば!!」
またボクは大声を出した。
「もう登録とか検査はないですよね?それじゃ失礼します!」
ボクは荒々しく言って、カーテンの外へ出た。
その様子を医師は呆然と見ていた。

待合室にいた人々は、その様子を聞いていたらしく、ざわざわと隣の人と話していた。
「木葉さん...あの....」
奈美さんがカーテンのすぐそばでボクに言いかけたときにボクが言った。
「さっきの...聞いてたんですか?」
「ええ....」
「あの、一つ聞きたいんですけど...チャオって、どうやったら転生するんですか?」
ボクがこんなことをこんなときにきいたので、奈美さんは少し驚いたようだった。
「え、とてもなつかせれば、ピンク色の....」
奈美さんは今ボクの前で「マユ」とかは言わないほうがいいと思ったのだろう。
途中で言葉を切った。
ボクはその直後に、
「10時間でそこまでなつかせるのは、ムリですよね....」
といった。
「ええ、それは....」
「じゃ、イロイロありがとうございました。また今度.。」
ボクは少し頭を下げて急ぎ足で待合室を出ていった。

「純、チャオショップでなんか買ってやるな。何がほしい?」
ボク達はいま、チャオセンターを出てきたところだった。
ボクはチャオになんか買ってやろうと、タマゴを買う前にお金を余分におろしておいてあった。
「ん~っとね、あ、あれがほしいチャオ!」
純がチャオショップのショーウインドウをゆびさした。
その指の先にあったのは、とても大きいチャオタワー。
2、3本の長い縦の棒に、チャオがのれるほどの台や小屋がくっついている、ネコタワーのような物だ。
値段を見てみると...58000リング。
(ゲ、財布の中のリングほぼ全部じゃん...でもしょうがない、純にはなるべくいい思いでをつくってあげたいし....)
「よっし、フンパツして買ってやる!」
ボクが純に言った。
「やったチャオ~!ありがとチャオ!」

「ありがとうございました~」<
店員にそういわれながら、ボクたちは店から出てきた。
(うぅ...予定外の出費...昼食代おろしてこなきゃ....)
タワーを買ってもらってすっかり上機嫌な純を見て、ボクは思った。
「よっし、銀行でお金下ろしたらオイシイレストランつれてってやるからね!」
「うれしいチャオ♪早く行くチャオ!」
純がボクの肩の上でぴょんぴょんはねだした。

「おなかいっぱいチャオ~、もう食べれないチャオ~」
ボク達はレストランを出て、家に帰る途中だった。
「お、公園行く?」
ボクがちょうどチャオでにぎわっている公園を指差した。
「行くチャオ!!」
純がボクの肩から飛び降りて、公園に向かってかけ出した。
ボクもそのあとをついていった。
「お、見かけねー顔だな、お前、生まれたばっかし?」
純が公園に入ったとき、入り口の近くにいた赤いチャオがいった。
「そうだよ、はじめましてチャオ。」
純がペコリと頭を下げた。
「そっか...お前、幼稚園とか行く予定、あるのか?」
「え?」
「ホラ、となりにあるだろ、幼稚園。いかねーの?俺もあそこいってんだぜ。」
赤いチャオが公園の隣にある幼稚園を指差した。
「えっと、あ、その...」
「ん?もうスグ引っ越すとか、なんかあんの?」
赤いチャオが頭をかしげながらいった。
「え、まあ、うん、そんなかんじチャオ。」
「へぇ..残念だな...おっと、もうこんな時間だぜ、幼稚園戻んなきゃ!あと、体験入園できるから、できたらこいよな!バイバイ!」
純は走り去っていく赤いチャオに向かって手を振った。
「お、純、友達できたのか?」
後を追ってきたボクがいった。
「ねえねえ、ボク、幼稚園いきたいチャオ!体験入園あるんだって!隣の幼稚園チャオ!」
純がワクワクしながらいった。
「あー、え、んー...純がそういうなら仕方ない、行くか!」
ボクたちは公園を出て、隣のチャオ幼稚園へ向かった。

このページについて
掲載号
週刊チャオ第95号
ページ番号
3 / 6
この作品について
タイトル
たった10時間の命
作者
ぺっく・ぴーす
初回掲載
週刊チャオ第94号
最終掲載
週刊チャオ第96号
連載期間
約15日