第13話 

手で水を素早くかき、ゆれうごく水の中、必死に泳ぐタテイスカン。

タテイスカン「ちくしょぉ・・・。アイツらサーフボードで快適にすすんでるんだろうな・・・・ズリィよ畜生・・・」

もう、メロたちの姿は遠く消えている。

タテイ「これじゃあ負けるじゃんかー・・・・・ンッ?」

タテイは上から誰かの気配を感じた。

タテイ「ム・・・・・・・!!!!誰か落ちてきた!!!!」

誰かがタテイの頭めがけて落ちてくる。

タテイ「うわぁぁっ!!!?」

タテイはよけた。するとソイツは水しぶきをあげて水に落ちた。

タテイ「だっ、誰だてめぇ!面かせやゴルァ!」

だが、ソイツの顔を見た瞬間、ほっとしたのか驚いたのか。

タテイ「ジッ、ジン!!!いきてたのか!?」

ジンは口に入った水をはきだしながら言った。

ジン「コンティニューしたんだ、この小説はゲーム形式のようなもんだ。ゲホッ。」

タテイ「そうか・・よかった・・・・」

だが、タテイは話をやめ、泳ぎ始めた。トロトロと。

ジン「どうした?どこかへいくつもりか?」

タテイはジンにメロとケムのことを話した。

ジン「なるほど、レース。で、アイツらはサーフボードで快適に・・・か・・・・」

タテイ「勝てっこない!アイツらとは格が違う・・・」

ジンはニヤっと笑った。

ジン「フン、俺は泳ぐの得意なんだよ、ホラ、俺の角につかまれ。」

このページについて
掲載号
週刊チャオ第177号
ページ番号
14 / 17
この作品について
タイトル
★タテイスカン★
作者
風神(風人,カビキラー,ダン)
初回掲載
週刊チャオ第174号
最終掲載
週刊チャオ第183号
連載期間
約2ヵ月5日