第13話 タテイスカン編
タテイ「メロ・・・ケム・・・・」
メロ「お久しぶりだな。」
タテイはマジ目でいった。
タテイ「お前らも谷底に落ちたのか・・・ドジだな・・・・」
ケム「てめぇーみたいにドジじゃないやい!」
メロ「お前をこの谷から救ってやろうか?」
タテイは目を輝せた。
タテイ「マジ!?じゃー、上にあがらせてくれ!」
メロはニヤっと笑った。
メロ「いいよ、ちょうどジンも上にあがったし。」
タテイ「やっぱりジンも谷底に落ちてたのか?」
ケム「落ちてないよ~」
メロはいきなりタテイの首をつかんだ。
タテイ「うがっ・・・何をするんだ・・・・!」
メロ「上にあがらせてやるよ。」
タテイは手をポンとたたいた。
タテイ「なるほど、俺をつかんで、上にいくってことね。」
ケム「ニヒヒヒ・・・・」
メロはドンドン力をいれて首をしめた。
タテイ「ガァアア・・・何するんだ・・・ぁぁああ・・・」
メロ「上といっても、天国だけどね♪」
タテイ「なにっ!!!???」
ケム「ジンも、お前みたいなバカと違って谷底には落ちなかったけど、天国にはあがっちゃったよーん♪」
タテイはメロの手を首からとった。
タテイ「ゲホッ・・・・てめぇら・・・・・」
タテイはメロに殴りかかった!
だがタテイは水の上なのでバランスが悪く、
メロにはあたらなかった!
メロ「まぁまぁ、じゃあ、せっかくなが~い水の谷底にいるんだから、さ・・・・」
ケム「レースだ!レーース!地割れのはじっこ、行き止まりがゴール!」
タテイはちょっと驚いた。
タテイ「まてまて、お前サーフィンボード乗ってるのに、俺は泳ぎか!?」
メロ「あったりめーよ。」
タテイ「ひっ、卑怯だぞ!!!」
ケム「卑怯?コ レ も 運 命 だよ!」
メロ「START!!!」
いきなりはじまった。メロとケムが一緒にのっているボードは、俊足で水の上をすべりはじめ、もう見えなくなった。
タテイ「やべっ!」
タテイはいそいでクロールで泳いだ。