第9話 タテイスカン編

タテイスカンは、まだ寝ていた。

流されながら・・・

大雨洪水、タテイとジンは違う方向へ流され、この森は入り口と出口以外まわりは崖なので、このまま流され続ければ、崖下へ落ちてしまう。

だが、タテイはなにも知らずに寝ている。

タテイ「むにゃ・・・・冷たいー・・・」

タテイはそのとき、すぐに目を覚ました!

タテイ「やべぇっ!おねしょ!!?」

勘違いして起きたタテイは、すぐに状況を把握した。

タテイ「なっ、流されてる!!!」

タテイはもがいた。だが、流れがはやくて泳げない。

木はほとんど倒れていて、しがみつくこともできない。

タテイ「うわあああああああぁぁぁぁぁぁ......._____」

タテイは奈落の底へマッさかさま。

叫び声がだんだん小さくなっていき、闇に消えた。

ザブゥウウン・・・・と水しぶきがなった。

タテイ「た・・・助かったのか・・・?」

崖の下は、真っ暗。

迷いの森の周りがなぜ崖なのか、それは、昔の大地震で、つながっていた大地がわれてしまったのだ。

ということは、崖の下・・・といっても、あるいは谷底なのである。

そして、谷底には水がたまっていて、上からもまだまだ水が落ちてくる。

タテイ「助かったのはよかったが・・・・・・ここは谷底か??」

でようと思っても、谷底なのでどうしようもない。

上から水が落ちてくるし、流れもはやくなってきた。このまま流れていればどこかへつくだろう、と思ったタテイは、しばらく流れていた。

このページについて
掲載号
週刊チャオ第176号
ページ番号
9 / 17
この作品について
タイトル
★タテイスカン★
作者
風神(風人,カビキラー,ダン)
初回掲載
週刊チャオ第174号
最終掲載
週刊チャオ第183号
連載期間
約2ヵ月5日