第4話
ジン「ヒー・・ロー・・・ねぇ・・・・」
ジンはムックリと立ち上がった。
ジン「わりぃが、俺もヒーローなんだ。」
ジンはスカーフの中からガムを出し、食った。
タテイスカン「お、ガム。いいな~。」
ジン「『スッキリミント』を調合した回復ガムさ。」
ジンの傷がたちまち治っていった。
タテイスカン「って・・・俺がさっき水を持ってきてやった意味ないんじゃないの???」
ジン「細かいことは気にするな。」
すると、周りにいたチャオたちが声をかけた。
チャオ「おい、そこの虎。」
チャオ「そいつには近づかない方がいいぞ・・・」
タテイスカン「なんで?」
チャオ「そいつは、昔、意識がもうろうとしてチャオを一匹殺したヤツなんだ。」
タテイスカンは驚いてジンを振り返った。
タテイスカン「お前!!ヒーローじゃねぇのか!?」
ジン「ヒーローだ。」
タテイスカンは眉間にしわをよせた。
タテイスカン「ヒーローが・・・・チャオを殺していいと思ってんのかこのやろぉおお!!!」
タテイスカンはジンに殴りかかった。
ジンの顔面にHIT!
ジンは25のダメージ
ジン「ぐふっ・・・・お前・・・」
タテイスカン「お前はヒーローじゃない!真のヒーローは・・」
タテイスカンは息をため、おもいっきり叫んだ。
タテイスカン「この、俺様だ!!!!」
ジン「・・・・なめおって・・・」
ジンは立ち上がった。
チャオ「ん・・・???あの目は・・・・」
チャオ「おい!虎!!!逃げろ!!!」
チャオ「今のジンの目は、簡単にチャオを殺す目だ!!」
すると、チャオたちは森奥深くへ逃げていった。
タテイスカン「????」
ジンは真っ赤な目でタテイスカンをにらむ。
タテイスカン「簡単にチャオを殺す目・・・か・・・」
タテイ(略)はニヤっと笑った。
タテイ「どんな敵だろうが、倒してやるぜ!!!」
ジンの目は真っ赤に光っている。
ジン「グルォーーーー!!!」
ジンはタテイスカンに噛み付いた。
タテイスカンは知らん顔をしている。
タテイに3のダメージ!
ジン「何ぃー?」
ジンはタテイスカンを殴りつけた。
タテイスカンはニヤニヤと笑いながら攻撃をくらった。
タテイに4のダメージ!
ジン「こいつ・・・・」
タテイは表情をくずさない。
何度倒れても知らん顔で起き上がってくる。
ジン「くっそぉーーー!!!」
ジンはタテイの顔面を連続で殴った。
タテイは表情をくずさない。
タテイに8のダメージ!
ジン「こいつ・・・くらってないのか・・?」
タテイスカン「くらってるよ。」
タテイスカンはすり傷だらけの顔でジンを見た。
タテイ「俺は昔っから鍛えられてるから。防御が高いのさ。」
すると、いきなりタテイが拳を構えてジンに向かってきた。
タテイはジンを殴った。
ジンは腹に拳をくらった。
ジンは39のダメージ!
ジン「強い・・・・」
タテイスカン「さあもっと来いよ」