第３話　

ジンは倒れたまま動かない。

他のチャオたちは、ザワザワとして、ジンに近づこうとしない。

ジンは昔、動揺して、一人のチャオを殺してしまい、皆からも恐れられているのだ。

チャオ「こんなヤツの近くにいたらあぶねぇぞ！」

チャオ「いきなり起き上がってまたチャオを殺すんじゃないか？」

チャオ「不良よりタチは悪くないけど、そっとしておこう。」

他チャオたちは皆帰ろうとした。

そのとき、

？？？？？？「正義のヒィーーロォーー・・・」

妙な声がきこえた。

崖の上からだ。

他チャオも皆崖の上の方を見た。

タテイスカン「タテイスカーーン参上ーーー！！！！」

タテイスカンとやらいうソニチャオ虎パーツのチャオが崖から飛び降りた。

チャオ「な、なんだあれーー！！！」

チャオ「無茶だ！」

チャオ「崖から飛び降りたぞ！」

チャオ「落ちてくるぞーー！！！」

チャオたちは騒ぎ始め、逃げ出した。

だが、うまくタテイスカンは着地した。

タテイスカン「ヒーロー登場！」

ジンはぐったりしながら上目でタテイスカンを見た。

タテイスカン「さぁ、悪いやつはどこだー？」

チャオ「あんた、なにいってんだ？」

チャオ「不良のメロとケムは、ジンを倒して去っただよ。」

タテイスカン「なにぃーー！？」

ジン「・・・」

タテイスカンは、ジンを見た。

タテイスカン「あらあら、あんなヤツらに負けちゃってー。」

ジン「う・・・うるさい・・・」

タテイスカン「ホラ、水もってきてやるよ、」

タテイ（略）は水をバケツにいれて持ってきた。

すると、ジンはまるで別人のようにガブガブと水を飲んだ。

ジン「うはーー・・・・サンキュ・・・」

タテイ「お前もヒーローなんだってな。俺もヒーローだ。」

ジン「・・・」