第十八話(下)
オレの正面で、何やら物が落ちるような音がした。
オレはその方向に目を向けた・・・・
そこには・・・・
白い衣装をまとった、白いチャオの姿があった。
クロはすかさず、オレ達の方・・・つまり後をむく。
クロがうしろを向いた瞬間、白いチャオは、クロの方を睨んだ。
すると、クロは何かに驚いたような仕草を見せ・・・・
クロ「メイド・・・」
と謎の言葉をはく。
二人はその眼差しでにらみ合う。
少しの間の沈黙。
オレ達は、何をしてよいのかわからず、あたふためくばかりだ。
と、その時!
クロはいきなり、オレ達の反対方向へ走り出した!
「チッ」と舌打ちをして・・・
オレはそれに気づき、とっさに追いかけようとした。
だけど・・・
白いチャオ「待ちなさい」
ラフィン「え?」
白いチャオは、オレ達の方を見て、あいどめをする。
オレは何もいう事は出来なかった。
白いチャオ「大丈夫。アイツは・・・・私が捕まえてきてあげる。」
そう言うと、白いチャオは、クロのあとを追うように、走り去っていっった。
ホントに大丈夫なのか・・・・。
オレは口をぽかーんと開けたまま、白いチャオを見通していた。
と・・・・それよりも♪
さっきまでは見えなんだが、あのチャオ。
なんて美人なんだぁ!
声もすきとおるようだったし・・・・
ラフィン「ほけーーー」
チャオノスケ「!!」
チャオノスケ「ラーフィーンッ!」
バァンッ
ラフィン「おわっ!」
オレの背中に、大きな拳があたる。
ラフィン「いてー!チャオノスケ何すんだよっ」
オレは背中をおさえながらも言う。
ちと、涙が出たっぽい・・・。
チャオノスケ「何言ってるのさ、ラフィン!ボク達は、プルグレリーを
守る為に、ダーフラワーを捕まえる為にここへ来たんだよ!プルグレリーは良いとして・・・・あとのやつらを見つけなきゃ!」
チャオノスケの真剣さが伝わってくる・・・みたいな。
ラフィン「チャオノスケ・・・・」
ラフィン「そうだな。」
次回へ続く?