第十六話(下)
ラフィン「はぁ・・・・・」チャオノスケ「ふぅ・・・・」
オレとチャオノスケは、喋る気も無く溜息ばっかりだ。
まぁ、気が気だからな・・・・
もう、後の事はティッツらに任せたぜ・・・
そう思っていたんだ。
だが、この後またもやオレ達を動かすような事が起こって(?)しまったんだな~。
さっきの騒動とは、一風かわって・・・。廊下はかなり静かになってしまった。
と、その時・・・
「スタッ!!」
後で、何やら軽い物が落ちるような音がした。
チャオノスケ「え?」
チャオノスケはすかさず、後を見る。
ラフィン「ん?」
オレは、声は出すものの後は向かなかった。・・・・というより、向く気が無かった。
すると・・・
チャオノスケ「あ、あわわわわ~」
横から、チャオノスケの焦りの声が聞こえた。そして、いきなり立ち上がったんだ。
ラフィン「どうした?チャオノスケ」
チャオノスケ「み、み、み、見て後っ!」
ラフィン「?」
オレは、言われるがまま後を向く・・・。
そして、視界に入ったものとは・・・
ラフィン「!!?」
オレは一瞬、我が目を疑った。
なんと、そこには、ダーフラワーのチャイヒコが立っていたんだ!
オレはすぐさま立ち上がり、走れるような(?)体制を構えた。
チャオノスケも、すぐさま体制を構える。
すると、チャイヒコはオレ達に恐れもせず、話しだしたんだ。
チャイヒコ「よぉ!ヒーライターのお二人さんよ!」
ラフィン「!?」
チャイヒコの言葉に、オレは一瞬ビクッとした。
チャイヒコ「まさかお前らに、追いかけられるとは思ってもいなかったぜ!」
追いかけられる・・・・?も、もしや・・・
ラフィン「じゃあ、オレ達の横を通り過ぎていったのは、お前なのか!?」
オレは、先ほどの事について、詳しく聞き出すつもりだった。
すると、チャイヒコはいきなり「ヒヒヒッ」と微笑をしたんだ。
その行動(?)に、かなりビクついてしまったオレ。
チャイヒコ「ああ、そうだ。オレがのろまなお前らの横を通っていったんだ!そして、先について、後から来るお前らを見てると・・・
ヒヒヒッ!今でも笑えるぜ!なんせ、ヘタれこんでるんだもな!」
ラフィン「なんだとぉー!?」チャオノスケ「(なんちゅー皮肉さ・・)」
チャイヒコの言葉に、だんだんと怒りがこみあげてきたオレ。
思わず声を出してしまった。
チャイヒコ「まぁまぁ。そんな事より、お前らも知りたいだろ?」
ラフイン
チャオノスケ「!?」
チャイヒコ「ダーフラワーについて・・・」
続くぅ~?