第十三話(上)
前回
アタシは声がした方に目を向けた。
と・・・そこには・・・
チャオラン「やっぱり・・・アンタだったの・・・」
アタシは軽く声を出した。
そう、アタシが目を向けた先には・・・・
チャオだ・・・・メスのチャオが・・・そこには居る。
ちょうど階段の真ん前にだ。
ヒーライター・・・・か。ま、たまにはやるじゃない?
「ダーフラワー!良く聞きなさい!お、お屋敷に入ったが最後!もう刑務所行きだからねーっ」
メスのチャオは、そう宣告風に言った。そして、アタシの方を指さしている。
は!?刑務所ぉ~?フフッ笑わされるわね。
なんだか、そのメスチャオの言葉で、余裕が戻ってきたアタシ。
今回も、楽勝かも・・・しれない☆
チャオラン「フフっ☆」
アタシは、なんともわざとっぽく笑う。
「な、なんなの!?こんな時に?」
相手もなんだかアタシにはめられたみたい♪顔がオロオロしているの♪
チャオラン「だって・・・・アンタ・・・。その足でアタシを捕まえようとしているワケ?」
「!!?」
メスのチャオは、その言葉に反応したのか、自分の足を見る。
そう、相手の足は、もうガクガク震えていたのだ。
どうやら、アタシに慣れていないみたいね。
「ど、どうってことないわ!こんなのっ」
チャオラン「それはどうかしら?」
そう言うと、アタシは床を蹴って、前に走り出したの
「!!?」
前に突っ込んでいったら、相手の思うつぼ・・・・皆はそう思うでしょ?でもね・・・・
相手は、もうどおして良いのかわからず、走ってくるアタシを黙って見つめる。
もちろん、オロオロしながら♪
そして・・・
ヒュンッッ
一筋の風がながれた・・・・かのように
アタシはメスチャオの横を通り抜けた。一瞬の出来事だった。
アタシは、メスチャオの横を通りすぎると、そのまま階段を昇っていった。
そして、横目でメスチャオの方を見る・・・と
「そんなぁ・・・」
相手は、そんな細い声をだしながら
その場にヘタリこんでしまった。
ま、今回はアタシの勝ちということで!
また修業しなおす事ね!ばいば~い☆
アタシはかすかに笑みを浮かべると、2階への階段を上っていった。
下へ続く~?