第十話(上)

前回
ティッツ「えーーーー!」
ラフィン「!」

な、何?何があったんだよ、ティッツ!
オレは最後の声に反応したのか、口をぽかんと開けティッツの部屋を見ていた。
いったいどうしたんだよ!(前回終了)

ティッツ「わ、わかった!今すぐ行くよっ」
部屋の中から、ティッツの声がはっきり聞こえる。
何だか忙しい事がおこりそうだぜ~。
すると、部屋の中からティッツが走ってきた。
ティッツ「ラァーフィーン!!」
大声で、オレの名前を言いながら・・・・

キキーーーッ(走っていたティッツがオレの目の前で止まる音(?))
ラフィン「な、なんだよティッツ。」
ティッツ「はぁ・・・はぁ・・・・。そ、それより今すぐロビーに行くよ。急いで!」
ラフィン「え?」
ティッツ「いいから早く!」

すると、ティッツはオレの手をぎゅっと握りしめた。そして、下へとのびる階段をもの凄い速さで駆け下りたんだ。
オレは何が何だか分からずしも、ティッツに引っぱられ、一緒に階段を下りる・・・・ザマだった。

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そして、着いたが二階・ロビー
何故かドアが開いている。
誰かがもの凄い勢いで開けたんだな。

オレとティッツは急いで部屋の中へと入っていった。(オレは引っぱられながら)

すると、そこには何か白い紙を心配そうに見ている、チャオリンとチャオノスケの姿があった。
あ!オレ達に気づいたらしい。二匹はその白い紙を持って、オレ達の方へ向かってきた。

チャオリン「あ、ラフィン。やっと来たのね!」
ラフィン「ああ・・・・・そうだが。何があったんだ?オレにはさっぱり・・・」
チャオリン「う・・・・ん。その事なんだけど、ティッツは分かったよね。」
ティッツ「うん。」
オレの横にいる、ティッツがうなずく。
チャオリン「あのね・・・ラフィン。これ・・・・見てほしいの。」

そう言うと、チャオリンはオレに一枚の白い紙を渡した。
ラフィン「お、なんだ?」
オレは、また何が何だか分からずしも、その紙に目を通した。ティッツは覗くようにしてこの紙を見ている。
どれどれ~?ふむふむ・・・・・
~その紙の内容~(以下略、内容が見たい人は第九話へ!)

ダーフラワーより・・・・って
ラフィン「ええええ~!」
オレは思わず叫んでしまった。
そりゃそうだろっ。ダーフラワーより・・ってこれ予告状じゃねーか!
チャオノスケ「ど、どう?それ、予告状?」
チャオノスケは心配そうに言う。

ラフィン「あたりめーだろっ」
チッ、あーーくそ~!しかも盗みは今日の夜かよ・・・って
夜まであと三時間もねーじゃねーか!
(今の時刻は3時半。チャオの世界では六時で夜になるそうです)

チャオノスケ「え、え、どうすればいいの~?」
チャオリン「もう時間がナイじゃない!」
ティッツ「どうするの?ラフィン。」
3匹は凄くあたふためいている。
やばいぜ~!いくらヒーライターでも、こんな緊急では・・・・

あ~、もうこうなったらカケだ!
ラフィン「じゃあ、今からオレの言うとおりに行動すれよ!」
ラフィン以外「う、うん。」
3匹は、そう言うとコクリとうなずいた。

ラフィン「え~っと・・・・・ではまず、オレとティッツは今回ダーフラワーが狙っているワインのありかについて調べる!
そして、チャオリンとチャオノスケは・・・・警備に連絡だ!!」
チャオリン「分かったけど・・・こんな方法でいいの?あと三時間もないのに。」
ラフィン「しかたないんだ・・・緊急だから・・・・」
チャオリン「う・・・・ん。じゃあ、何とかやってみるね!」

ラフィン「よし!じゃあ五時までに、よろしく頼むぜ!みんな!」
以外3匹「OK!」

そう言うと、ヒーライターは二手に分かれて行動を開始した。

このページについて
掲載号
週刊チャオ第31号
ページ番号
15 / 33
この作品について
タイトル
探偵チャオVS怪盗チャオ
作者
あさゆ
初回掲載
週刊チャオ第23号
最終掲載
週刊チャオ聖誕祭記念特別号
連載期間
約4ヵ月16日