第七話(下)
上の続きでっす
でも、今回はチャオノスケとチャオリンは登場しませんっっ。
すいません。
来週は、必ず!
~ヒーライター探偵事務所~
ラフィン「おえ~~~~、疲れた~」
只今、ラフィンがいる場所は事務所の5階と6階の間。
つまり階段なのです。
ちなみにこのビルにはエレベーターがありません。
予算が無かった・・・・・そうなので。(笑)
それで、ラフィンは長い長い階段を2階から上ってきた、というワケなのです。
そりゃあ、疲れるのも承知でしょう。
ラフィン「やっぱり来なけりゃ良かったな。
いや・・・・・キャッチレーザーってのも気になるし。」
独り言をつぶやくラフィン。
イメージが崩れます。(謎)
そして、ラフィンはそのまま階段をのぼりつづけました。
カンカンカン(階段をのぼる音)
と、その時
前方(&上)に鉄製のドアが見えてきました。
ドアプレートには、「ティッツルーム」
そう、まさしくそこはティッツの部屋。
ラフィン「!!」
カンカンカンッ(階段をのぼる音)
ラフィンはドアが見えてきた直後、凄い勢いで階段を駆け上りました。
息が荒くなりながらも・・・・・
そして、
ラフィン「はぁ・・・・・はぁ・・・・・・つ、つかれた・・・・・
で、でも着いたぜ。」
ラフィンの目の前には大きな鉄製のドア。
そして、
コンコンコンッ
ラフィン「ティッツ・・・・・、は、入るぞ・・・・・」
と、ラフィンはドアのノズルを握りしめた。
そして恐る恐るドアを開けようとした・・・・・・その時!
「インターホンをお使いください」
ラフィン「!!!!!!」
どこからか、アナウンス(?)が入りました。
ラフィンは、その声にかなり驚いた様子。
一瞬跳びはねました。
ラフィン「い、インターホンだと!?」
ラフィンは、辺りを見回しました。
すると、目に入ったのは白い小さなボタン付きカメラ。
ドアに取り付けてあります。
ラフィン「もしや・・・・・これの事では?」
ラフィン「おっ、ちょいまてよ!
インターホンってかなり高価な機械じゃなかったのか?
これは・・・・・どう見ても、ただのカメラだが・・・・・」
そう、ラフィンが今見ている白いカメラは
正真正銘のごく普通な白い小型カメラ。
だけど、ビル建設に予算が無くなってしまったティッツは、インターホンのかわりに、この白いカメラを使っているそうです。
機能は、呼び出し(ボタンで)と、撮影のみ。
ラフィン「じゃあ・・・・・・・しかたねーなー。」
ポチッ
ラフィンはカメラに付いているボタンを押した。
数秒後
ティッツ「ラフィ~ン!来てくれたんだね~。」
突然、ドアの向うから(ラフィンから)ティッツの声が。
と、その時っ
ティッツ「うれしいよぉ~!」
バンッッ!
ラフィン「!!?」
いきなりドアが開きました。
もちろん、ドアの直ぐ近くにいたラフィンは・・・・・
みなまで言う必要・・・・・ないでしょう。(笑)
ティッツ「あれ?ラフィンは?」
ティッツはドアを抑えながらも、辺りを見回しています。
と、ドアの向う・・・・・つまりティッツの真横から・・・・・
ラフィン「ティ、ティッツ・・・・・てめえ・・・・・。」
ティッツ「え!?」
ティッツは目をぱちくりさせながらも、ドアを少し閉め
ティッツ「ラ、ラフィンなの・・・・?」
ドアの向うを覗きこみました。
すると、
ラフィン「ててて・・・・・。ティッツー!」
ティッツ「わぁあああ、ごめん!」
ドアに叩き潰されたラフィン。
そして、よろけながらもラフィンは、ティッツの前に姿を現しました。
少しスリムになって・・・・・(笑)
ティッツ「あわわわわ・・・・。ゴメーンラフィン!」
ラフィン「ゴメンじゃすまされねーよ!
呼びつけておいて・・・・インターホンだとぉ!?」
ラフィンはかなり怒った表情で言いました。
今のラフィンは、誰にもとめられなさそう・・・・・
だが、次のティッツの言葉でラフィンは・・・・・
ティッツ「まぁまぁ、せっかく来たんだからー。
キャッチレーザでも見てってよ!
ラフィン「何?キャッチレーザー?」
今まで怒っていたラフィンの表情が、一瞬にして変わった。
期待しているような・・・・・表情へ・・・・
ラフィン「おおう!見せてくれ!」
こいつも目を輝かせています。
それを見たティッツは・・・・・
ティッツ「(ふう、良かった。)」
ティッツ「じゃあ、ちょっと待ってて!
それを・・・・・・持ってくるから!」