『第十二話~海に叫ぶ奴~』
どうやって海を渡るのかが問題なのだが。
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「そういえば、ラル達の世話は三号君の役目ではなかったのか?」 バンドゥルは思いだしたようにいった。
「三号?アイツならあそこで狂っている。」
サーベルは向こうをさした。その方向には、海に張り出す崖のようなのがあって、マッチ棒人間らしき物がたっている。そして、この場所に似合わず、波がそれらに突進していた。
「海のばっかやろぉぉぉぉぉぉ!」
マッチ棒人間が叫ぶと、波が襲いかかった。・・・北陸?
「結構前からああだ。まあ、アイツらしいといえばアイツらしいのだが。」 サーベルはため息をついた。
「そのせいで俺はラル達の世話も仕事になっちまった。」
「フロルきぃいっく♪」
フロルがマッチ棒人間に飛び膝蹴り(チャオに膝あるかな・・・)をかますとそれは海に落ちた。
「さーむえーおーばーざれんぼー・・・」
マッチ棒人間は謎の歌を唄いながら流れていった。
「アイツのことはほおっておいて、どうする?」 サーベルはバンドゥルに問いかけた。
「何か方法がないか?」 バンドゥルは問い返した。
「そうだなあ・・・・・ブルードラゴン達に乗せていってもらうのはどうだ?まぁちびどもしか乗せてもらえないだろうが。お前は大きすぎる。」
サーベルが伸ばした手(といってもひれだが。)の先には青系の色のまあまあ大きなドラゴンがいた。ただしバンドゥルよりは小さい。
フロル達(チャオのみ)はブルードラゴンに近づいた。
「次元の扉まで連れて行ってくれない?」 フロル
「うーん・・・海草をたくさん採ってきてくれればいいよ。僕海草が大好きなんだ。」 ブルードラゴン
ということでフロル達はたくさん海草を集めた。(はやっ)
「こいでいい?」 フロルは海草をたくさんブルードラゴンに差し出した。
「これだけあればいいよ。でも、僕には多くて四人ぐらいしか乗れないよ。君たち七人だろ?友達を呼んでくるよ。」
ブルードラゴンは向こうへ泳いでいこうとして立ち止まった。
「そうそう、自己紹介がまだだったね。僕はマリン・ブルードラゴン。よろしく。」 マリンはそういうと去っていった。
一体のラルがそれについていく。
「ラルとマリンって仲が良いんだね~」 フロルはのんびり言った。
「ううん。僕に限った話じゃないよ。ブルードラゴンはラルと相性がいいんだ。」 マリンは一体のブルードラゴンをつれて帰ってきた。
「(はやっ)ふーん。きょーせーってやつ?」 フロルは意味も解らないくせに言った。
「うーん・・・そういうことになるのかな。あ、そうそう、彼はシー。かなり無口だけど気にしないでね。話をするのが苦手なんだ。」 マリンは少々早口に言った。
「・・・お前がおしゃべりなんだ・・・(ぼそっ)」 シー
「しゃー?」 ラルが一体シーの尻尾に乗った。
「早く行こうよ。タスクとファングに会ったらやだし。」 マリンは身震いした。
「タスクとファング?」 フロルはマリンの目を見つめて聞いた。
「うん。タスク・シーサーペントとファング・シーサーペント。凶暴なんだ。ラルがいるとからかってくるだけだけど。」 マリンは遠い目をした。
「バンドゥル呼んできたよ」 アクアル
マリンにフロルとアクアルとダーク、シーにフルールとディンとセイレーンとジィニーが乗ると出発した。(バンドゥルは泳いでいくことになった。)マリンとシーの尻尾にはラルが一体ずつ乗っている。
「達者で暮らせよー」 サーベルは叫んだ。
・・・かなり意味不明です。