『第九話~旅立ち~』
フロル達はリフィアレシを起こしに行くことになった。
…………………
「ところでさ、ゲートってどこにおるの?」 フロル
「いきなり略すな。どうせなら、タイムとティリスのどっちかにしろ」 セイレーン
「時の狭間という場所じゃ。いけるのは、ドラゴンと魔族とチャオだけじゃ。」 バンドゥル
「マゾク?」 フロル
「ラルフィン達じゃ。言い方が悪いがのう。」 バンドゥル
「でも何でその三つの種族しかいけないの?」 フロル
「それはなぁ・・・魔力が強いからじゃ。魔力が先天的に強い生き物しかいくことができないのじゃよ。」 バンドゥル
「それじゃあ、別の種族でも魔力が強ければいけたり、その三つの種族でも魔力が弱いといけれないの?」 フロル
「そういうことになるかもしれん。ただ、行くことは誰にでもできるのだが、無事に帰って来られないのだよ。弱い者は。」 バンドゥル
「じゃあ、俺たちは強いってことか?」 ダーク
「さぁのう・・・。では行くとするか。まずは惑いの森じゃ。」 バンドゥル
こうして、8匹(7匹+1体)は旅立っていった。
「ちょっと、待て!!」 ラルフィン
え、まだ旅立ちじゃないの?
「まだ渡してない物がある」 ラルフィン
ラルフィンは七つの小さなわっかを取り出した。真ん中に石がはめ込まれていて、とぎれているところがある。
「魔力増幅装置だ。翼につけておくと良い。これがあれば呪文を唱えなくても魔法が使える。まぁ、唱えた方が強力だが。」 ラルフィン
「俺たちにこれを?」 ダーク
「ああ。小さな物だが、強力だ。」 ラルフィン
「ありがとうなの~。」 ジィニー
フロル達は翼にわっかを取り付けた。
「じゃあ、行って来る。」 ダーク
「無事にもどってこいよ。」 ラルフィン
「だいじょうぶだ。わたしがついとる」 バンドゥル
「じゃあな。」 ラルフィン
こうして8匹(7匹+1体)は旅立っていった。
もう止めるなよ?
「解ってるって。あいつらを止めたら話がすすまんっていうんだろ。」 ラルフィン
その通り♪