『第五話~ドラゴン~』

ドラゴンは、チョウチョをみた。いや、チョウチョの方に顔を向けた、という方があっているのかもしれない。そして口を開けた。
「・・・フレイム・・・」 ドラゴン
ドラゴンの口から炎が吹き出した。
また煙が出てきた。
「危ないなぁ。燃えるかと思った。小動物には優しくしなさいってお母さんに習わなかったの?」 
普通習いません。
チョウチョは消えて、またうさぎがいた。
「ルーク!下がっているんだ!」 セイレーン
セイレーンはやっとたどり着いたようです。でも、少しも疲れてるようには見えませんでした。
ドラゴンの頭の中で声が聞こえました。
『やつを倒すんだ』 ???
(「何で?小動物には優しくしなさいって、お母さんが言ってたよ。」)ぇ
『倒すんだ。チャオは小動物に含まれない』 ???
そうかもね。
(「でもっちっちゃいよ?」)
たしかに。
『さっさとやれ。』
(「ふみゅ~。ゴメンナサイそこのチャオサン。」)
「バースト・フレイム」 ドラゴンはさっきよりも大きな炎を吐いた。
「アクア・ウォール!」 セイレーンが手を前に突き出すと水の壁が現れ、炎を遮った。
「ポイズン・テイル」 ドラゴンはシッポをセイレーンにぶつけた。
「アンチ・ドート!」 セイレーンはすぐに解毒した。
「ハイパー・ネット!」 ???
ドラゴンの体に巨大な網が被さった。セイレーンは振り返った。
「バン!」 セイレーンは後ろにバンをみた。
「ファイヤー・アロー!」 バンは、目に見えない弓に炎の矢をつがえ、射た。
炎の矢はまっすぐに飛んでいって、ドラゴンの角を砕いた。
「くぁ~」 ドラゴンは、変な声を上げた。
ドラゴンの角から巨大な蛾が出てきた。ヨナグニサンだ。(何)
「どうしてここにいることが解った。」蛾
「角が片方だけ黒かったからだ。ばればれじゃ。」 バン
「・・・何あれ。」 セイレーン
「そんな物にのりうつっとるとはなぁ。驚いたよ。ダークネス。」 バン
・・・マジですか。
「バレバレですか。まぁ、バンドゥルにはばれるだろうね。」蛾
蛾はそういうとバンにぶつかっていった。
「うわぁ。」 バンは転んだ。手に持っていた杖(木製っぽい。中に玉が入っていて、木が羽の形に彫り込んである)を落とした。
蛾はその杖を攻撃した。
杖の中の玉が割れた。

あたりが光に包まれた。

光は、大陸を越え、星中に届いた。
(後々その日は、光の日と呼ばれたが、そんなことは今は関係ない。)

しばらくすると、光は収まった。
セイレーン達の目の前には―

このページについて
掲載号
週刊チャオ第119号
ページ番号
7 / 21
この作品について
タイトル
ストーン・ガーディアンズ
作者
バロン
初回掲載
週刊チャオ第117号
最終掲載
週刊チャオ第132号
連載期間
約3ヵ月16日